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2017.11.02

第55回 NSRIフォーラム
東北から日本各地に広まる「逃げ地図」の現場について

講 師:木下 勇氏(千葉大学大学院園芸学研究科 教授)、
   山本 俊哉氏(明治大学理工学部建築学科 教授)
ファシリテーター:羽鳥 達也(日建設計 設計部長)

東日本大震災では津波により多くの方が犠牲となりました。余震による新たな津波への不安が広がる被災地の様子を直に見た日建設計の職員有志(ボランティア部)が開発したのが、「避難地形時間地図」、通称、「逃げ地図」です。安全な避難場所にどのくらいの時間で逃げられるのか、簡単な道具を使って住民の皆さんといっしょに見える化していく手法です。
地域住民と共同制作する逃げ地図ワークショップは、その後全国に広まり、住民ワークショップのみならず、行政庁の防災担当職員の研修や、学校での防災教育などで活用されるようになりました。また、津波だけでなく土砂災害のリスクコミュニケーションにも有効であることがわかり、地区防災計画の立案プロセスに組み込まれるなど、各地で様々な使われ方をしています。
講師にお招きした千葉大学の木下教授と明治大学の山本教授は、逃げ地図ワークショップを各地で展開し、私共と共同で自律的なワークショップ運営のためのマニュアル開発に取り組んでこられました。現場でのリアルな体験や、そこから見えるこれからのまちづくり、都市計画のあり方についてお話を伺います。(羽鳥 達也) 
逃げ地図参考URL:http://nigechizu.com/



日 時  2017年12月13日(水)15:00~17:00             
会 場  NSRIホール
     (東京都千代田区飯田橋2-7-5明治安田生命飯田橋ビル2階)
定員  100名
参加費 無料

タイトルに「第55回NSRIフォーラム」とご記入の上、お名前、所属、連絡先電話番号を、
以下のメールアドレス・またはファックスまでお送りください。
          toshikei@nikken.jp
           03-5259-0180

※ 先着100名に達し次第、申し込みを終了させていただきます。

講師プロフィール

木下 勇(きのした・いさみ)氏
千葉大学大学院園芸学研究科 教授 工学博士(地域計画)

東京工業大学で建築を学び、1980年からワークショップを活用した住民参加、子ども参画のまちづくりを進める。三世代遊び場マップおよび図鑑づくりの子どもの遊びと街研究会主宰。 (社)農村生活総合研究センター研究員を経て、1992年より千葉大学園芸学部に勤め、現在に至る。
ユニセフChild Friendly Cities (子どもにやさしいまち)国際諮問委員会委員。(社)こども安全まちづくりパートナーズ理事。(社)こども環境学会理事・副会長。日本学術会議連携会員・子どもの成育環境分科会副会長。著書に『ワークショップ〜住民主体のまちづくりへの方法論』(学芸出版)、『遊びと街のエコロジー』(丸善)、『こどもがまちをつくる』(共編著、萌文社)など。日本都市計画学会石川賞、日本建築学会教育業績賞、グッドデザイン賞(2017)など受賞。

山本俊哉(やまもと・としや)氏
明治大学理工学部建築学科教授

1959年千葉市生まれ、1983年千葉大学大学院修了。マヌ都市建築研究所を経て2005年から現職。専門は、都市計画・都市安全学、博士(学術)。一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事、一般財団法人都市防災研究所理事。NPO法人向島学会副理事長。
東日本大震災直後から被災地・陸前高田市に入り、現地で逃げ地図づくりと出会う。
2013年4月からは科研費プロジェクト「津波避難と仮設居住期の子ども安全まちづくりワークショップ手法の開発」の研究代表として、陸前高田市や下田市などでの逃げ地図づくりワークショップの実践的研究を進めてきた。それらを踏まえ、「防災まちづくりのための逃げ地図づくりマニュアル」や「土砂災害からの逃げ地図づくり」手法を開発。秩父市3地区の逃げ地図づくりから地区防災計画立案に至る一連の取り組みを支援してきた。著書に「大地震に備える」「日本の安全文化」など多数。

ファシリテーター

羽鳥 達也(はとり・たつや)
日建設計 設計部長