緑地や水辺等の減少による生物の生息場が減少・消失している。また、緑が連続しておらず、また単一な植栽により生態系ネットワークが失われている。屋上緑化や壁面緑化、崖線などの自然地形、水環境を活かして様々な生物生育環境を整備することで都市の生態系ネットワークを形成し生物多様性の保全に寄与する。個別開発や施策による敷地単位での”とじられた“都市化が進展することで、水辺や緑地が減少し、生物の生育の場が喪失し生物多様性が失われます。また、都市化の進展により建物やコンクリート・アスファルト面が増加することで、ヒートアイランド現象が促進し、大気環境や水辺環境の悪化し人間生活のQOLが低下します。緑地や水辺環境の減少、空気の滞留等による大気の汚染や植物を増やすことで汚染物質の吸収・吸着量を増やし、大気環境と水環境を浄化することができる。水の浄化能力が減少している。樹木の樹冠が日射を遮り、緑陰により路面温度の上昇が抑制され、また川や海、既存緑地からの風を取り入れることを考えた建物配置、「5つのものさし」は、温室効果ガスの固定、空気・水の浄化、温熱環境の改善、生物多様性の促進、雨水流出抑制などの環境面でメリットを可視化することで、緑化による環境への貢献度がより明確化し、環境課題に対して都市開発の側面からアプローチできる質の高い緑の導入がより促進されることのきっかけとなることを見込んでいます。建物やコンクリート・アスファルト面が増加することでヒートアイランド現象が加速している。気温や体感温度を下げる。緑のネットワーク化により、風の通り道を創出しヒートアイランド現象を緩和する。10生物多様性の衰退生物多様性の促進空気と水の汚染空気・水の浄化温熱環境の改善ヒートアイランド現象
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