©N©©©©©蒸散量(植物)約16,330㎥/年蒸発量(水景)約1,480㎥/年潅水利用6,420㎥/年雨水貯留槽流出量(南公園) 約26,590㎥/年トレンチ浸透量2,540約㎥/年6,530m3/年直接放流(下水道へ)気象条件をもとに大阪の夏期の体感温度と表面温度をシミュレート。高木による緑陰は表面温度では約15度、体感温度では約5度、緑がない場合と比較して温度が低くなり、高木による緑陰は表面温度と体感温度を下げるとともに、ヒートアイランド現象の抑制にも寄与することが示唆される。体感温度(UTCI)シミュレーション表面温度シミュレーション衛星画像の解析による樹林地データをもとに現況とグラングリーン大阪完成後に予想される生態的ネットワークをbefore-afterで可視化。グラングリーン大阪は樹林率を12%まで上昇させ、周辺の動植物生息地ネットワークを形成するネットポジティブインパクトが期待される。グラングリーン大阪グラングリーン大阪樹林率シミュレーション「大阪最後の一等地」と呼ばれるJR大阪駅北側に位置する11.8ヘクタールの操車場跡地で展開される都市公園と一体となったうめきた2期地区の都市再開発プロジェクト。大阪の豊かな歴史や文化にインスパイアされた多様なランドスケープと建築と一体的にネットワーク化されたパブリックスペースは、健康的で新しい都市生活を実現し、日本の未来のための新しい持続可能な開発モデルとなることを目指しています。グラングリーン大阪では緑陰や植栽・水景等の蒸発散による微気象調整効果により都心のクールスポットを創出していると共に、公園と民地一体でCO2固定、生物多様性への配慮、雨水流出抑制などを行っています。5つのものさしを用い、このような環境価値を具体的に数値化やビジュアル化し、グラングリーン大阪の環境への貢献を可視化しました。雨水貯留施設や浸透トレンチなどの雨水流出抑制施設の効果やみどりの大地の浸透能力を可視化。大地に根差した開発における雨水浸透量は約34,500㎥/年に達し、自然が有する健全な水循環により、土壌や空気の環境改善も示唆される。グラングリーン大阪全体の雨水貯留と浸透ダイアグラムうめきた公園における水循環※2蒸発散量は一旦浸透した雨のうち植物等を介して蒸発散する水量を示す降水量 約60,460㎥/年浸透量 約23,320㎥/年20212027123.温熱環境の改善4.生物多様性の促進5.雨水流出の抑制2%35.9t-CO2/yr敷地の樹木によるCO2の固定73,500 m3/yr雨水流出抑制能力浸透:34,500 m3/yr複合都市開発におけるランドスケープ環境価値の可視化グラングリーン大阪
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