緑の環境価値を評価・可視化するみどりのものさし
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©©©©©©©©UTCI(℃)常緑樹・小落葉樹・小常緑樹・中落葉樹・中常緑樹・大落葉樹・大イチョウT Surface(℃)気象条件などの条件を設定し、「現計画」「高木と水面がないシナリオ」「公園がなく高層建築があるシナリオ」を比較することで、現計画の温熱環境の効果をシミュレートしました。「現計画」、「高木と水面がないシナリオ」、「公園がなく高層建物があるシナリオ」で温熱環境をシミュレーションし、各シナリオの体感温度と表面温度を可視化。「現計画」では夏の日射の厳しい時間帯(15時)で緑陰の効果により体感温度が4~6℃,表面温度が13~16℃程度下がることが確認された。「公園がなく高層建物があるシナリオ」では「現計画」に比べ、緑や水景などが少なくコンクリート等の人工被覆が多いため、日中に多くの熱が蓄えられ、夜間の気温低下を妨げる原因となっていることが確認された。現計画高木と水面がないシナリオ公園がなく高層建物があるシナリオ体感温度(7月25日15時)表面温度(7月25日15時)常緑樹 落葉樹 *グラングリーン大阪の敷地内の緑を評価しており、周縁部の緑化等の状況は考慮していません。イチョウ 17- Step 01 3D Modelingシミュレーションを実施するために3Dモデルを作成- Step 03 Before-After Analysis- Step 02 Scenario Comparison緑の効果や大気⇔放射の相互作用を再現できる微気候シミュレーションソフトで熱環境評価指数のシミュレーションを実施温熱環境の改善Thermal Comfort Improvement

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