目標種)3A3(/1=S©©種56公式HPOFFICIAL WEBSITE「グラングリーン大阪」における生物多様性都市における生物多様性は地球全体の生物多様性保全にも寄与する都市の資源消費は、都市内及び周辺の生態系にまで影響を及ぼす可能性があるため、都市住民が生物多様性の重要性を理解することが重要と報告されている。樹林の連続性が生物多様性を促進する鳥のさえずりがストレスを緩和多様な動植物が発するハイパーソニックサウンドが脳機能を高める多様な動植物が生息する豊かな自然では、ハイパーソニックサウンド(聴こえない高周波)が人の基幹脳を活性するとの研究結果がある。市内をつなぐ生物ネットワークと拠点のイメージグラングリーン大阪は周辺の樹林率を12%まで上昇させることが期待され、鳥などの動物だけではなく、人間の耳の聴覚系ではとらえきれない超音波を出す虫の多様性も促進する。そういった音の多様性はストレス緩和や脳の活性化にも役に立つと期待される。また、生物移動の拠点としてグラングリーン大阪が創出されることにより、他の生物移動拠点を結ぶ生物多様性のネットワークが広がるようになる。生物多様性に配慮されたうめきた公園の断面イメージと期待される目標種生物多様性に関する文献シジュウカラは生態系ピラミッドの高次捕食者であり、半径200m内の樹冠面積が1.45ha(11.5%)の地域が連続していれば、シジュウカラは高い確率で生息すると報告されている。自然の音による効果は音の種類により異なっており、鳥のさえずりはストレス緩和といらだちの軽減に効果的との報告がある。生態系ピラミッド多様な環境を創出することで、誘致が 期待できる目標種 カルガモシオカラトンボギンヤンマショウジョウトンボコシアキトンボクロイトトンボコフキトンボセスジイトトンボ水辺に棲む種ツグミイチモンジセセリエンマコオロギナナホシテントウベニシジミモンキチョウ開けた草地に棲む種里山の森に棲む種ショウリョウバッタウグイスエナガキアゲハハラビロカマキリカネタタキルリシジミ林緑に棲む種林緑に棲む種イカルアオジシジュウカラヤマガラキタキチョウニイニイゼミクロアゲハシロテンハナムグリ里山の森に棲む種開けた草地に棲む種水辺に棲む種メジロキジバト二次消費者一次消費者生産者(植物)分解者生態系ピラミッド文献1. 国土交通省 都市・地域整備局 公園緑地・景観課. 都市と生物多様性. 2010文献2-1. 国土交通省. H28年度 都市の魅力を高める緑地の「生き物との共生モデル」実証調査(北九州市生き物との共生モデル検討会)文献2-2.橋本啓史、夏原由博. ロジスティック回帰をもちいた都市におけるシジュウカラの生息環境適合度モデル. ランドスケープ研究. 2018, 81(5), 695-698文献3. Proceedings of the National Academy of Science, Canada. 2021 文献4. https://www.env.go.jp/nature/nats/sound/pdf/panel_hypersonicsound.pdf,(参照2024-03-01)20樹林率の増加が大阪の生物ネットワークの形成に寄与し、周辺の動植物ネットワークを含むポジティブインパクトが期待される。都心の一等地に多様な生物が生息する環境を整えることで、来訪者が生物と触れ合う機会を提供し環境教育の効果を生み出すとともに、鳥のさえずりや生物の多様な音色が人々のストレス緩和や脳機能を高めることが示唆される。シジュウカラ等の樹上性鳥類などが安定的に移動しやすくなる緑地のネットワークが形成されることにより、高次捕食者であるシジュウカラの生育環境が整い、都市における生物多様性は促進される。その結果、鳥や虫のさえずりが聞こえる人々にとっても居心地の良い空間が生まれることが期待される。
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