裸地浸透能日陰面積単位︓kg/ha・年単位︓kg/ha・年降水窒素7.2リン0.45流出水窒素6.5リン0.27草地森林258mm/h単位︓kg/ha・年単位︓kg/ha・年降水窒素7.2リン0.45流出水窒素1.7リン0.20()()()()879mm/h128mm/h土厚が浅く、草本しか育たない緑土厚がある程度確保され中低木が育つ緑土厚が十分に確保され植物が階層構造をなす緑草本層低中木層草本層高木層亜高木層低木層草本層注)空気の浄化量は、大気環境SO2=0.002,NO2=0.007,O3=0.033 (単位:ppm, 地方都市 例えば熊本駅前程度)を想定 下記に示す値は既存の算定式等を参照して仮試算を行った。参考資料を下記に示す。温室効果ガスの削減 :松江ら,2009日本における都市樹木のCO2固定量算定式,日緑工誌, 35(2),318-324.雨水流出の抑制 抑制効果に関する研究,都市計画論文集,Vol.50,No.3温熱環境の調整 生物多様性の確保 樹木による空気の浄化 :独立行政法人環境再生保全機構,2014,大気浄化マニュアル:飯田ら,2015,神田川上流域における都市緑地の有する雨水浸透機能と内水氾濫:環境省,2023,まちなかの暑さ対策ガイドラインに基づく体感温度:Shannon-Wiener-Index(H')を用いて仮試算。H'が大きくなるほど多様度が高い0 kg-CO2/yr20mm/h-0.5℃(草本類の上)H'=00 kg-SO2/yr0 kg-NO2/yr0 kg-O3/yr95.7 kg-CO2/yr100mm/h-7.0℃(樹冠下)H'=1.9 0.006 kg-SO2/yr0.011 kg-NO2/yr0.044 kg-O3/yr146.9 kg-CO2/yr200mm/h-7.0℃(樹冠下)ー2.0℃(水面の近傍)H'=2.8 0.009 kg-SO2/yr0.016 kg-NO2/yr0.068 kg-O3/yr質の高い緑の創出同じ面積の緑であってもその環境的価値は一様ではありません。下図では同じ100㎡の緑であった場合に、土厚と植栽状況によって5つの指標がどの程度変わるかを定量化しています。土厚をしっかりと確保し、草本層から高木層までの階層構造とすることでそれぞれの機能を高めることができます。「みどりのものさし」は、単なる緑地ではなく、環境により寄与する質の高い緑の重要性を可視化します。質の高い緑
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