熊庭滝いやか静かなかか心地よい広々とした独特な親しみやすい落ち着いた古い新しいかっこいいきれいにぎやかな心地よい210.070.060.050.040.030.020.010※ アミュプラザくまもと= JR熊本駅ビル商業施設の呼称対象施設感覚指標環境要素感覚指標※つぶやきの例については、実際みられたSNS投稿のテキストの内容を要約して記載3.532.521.510.50-0.5-1明るい暑い落ち着いた静かな暗いわくわく楽しい親しみやすいかっこいい明るい騒がしい新しい古い暑い吹き抜け涼しい広々とした々とと落ち着いたにぎやかな熊本県や九州近隣の同規模の商業施設に関するツイートを収集し、熊本駅ビル関連のツイートと比較しました。コレスポンデンス分析の手法をもとに、各感覚指標と各商業施設関連ツイートの意味の近さを可視化(左図)しました。左図をみると、熊本駅ビルは他の施設と比べて「新しい」「美しい」「心地よい」の感覚指標が熊本駅ビルと近い位置にあります。他方で、「親しみやすい」「暗い」「わくわく」「楽しい」については、他の商業施設と比較してやや遠い位置にあります。熊本駅ビルにおいて投稿されたInstagramのデータを収集し、写真に写されている環境要素(吹き抜け、緑、水、滝、人、眺め、庭、什器、食べ物、食べ物)を整理しました。さらに、これまでと同様に、投稿に含まれるテキストデータに感覚指標のスコアを付与し、環境要素との意味の近さを可視化しました(コレスポンデンス分析)。立体庭園の中核的な要素である「緑」「吹き抜け」「滝」や主要な描写対象である「人」については、さまざまな感覚価値と同程度の距離にあり、いろんな感覚価値を喚起しながら、「独特な」「新しい」などの意味が強く、シンボルのような機能を発揮しています。他方で「水盤」はかっこよさや明るさと意味が近く、人を惹きつける要素になっていると考えられます。また、「眺め」「庭」などの要素は、快適さやにぎやかさ静かさと意味が近い傾向にあります。眺めがよく気積が大きいおおらかな空間のあり方が、静と動、様々なアクティビティをひきつけながら快適性の確保につながっていることが考えられます。全ての感覚指標において、開業後にスコアが向上熊本市内商業施設B古い広々とした立体庭園関連園要素素食べ物新しいいい美しいJR熊本駅ビルかっこいい心地よいにぎやかな騒がしい涼しい大分市内内商業施設C設親しみやすい独特な独特な特なわくわく楽しい美しい美しい熊本市内熊本市内商業施設A水盤緑緑人人眺め外部との関連要素外開業前アミュプラザくまもと※の立体庭園ここちよいアミュプラザくまもと※、遊び心もあり、自然をふんだんに感じられる商業施設新しく出来たアミュプラザくまもと!水が流れていて、とても綺麗!滝やたくさんの緑、 水面に落ちる光に触れて癒しや安らぎ、 わくわくを体験屋上展望デッキ。天気が良い日は静かでとても気持ち良い場所開業後開業前後比熊本駅ビルの開業により感覚価値が向上「新しい」「独特な」 「心地よい」感覚を喚起熊本駅ビルが開業する以前の時期における「熊本駅前」「旧熊本駅ビル立地従前施設(ホテル)」「旧熊本駅ビル立地地点半径50m エリア」関連のTwitter のテキストデータと、熊本駅ビル開業後の時期における「熊本駅前」「熊本駅ビル」「熊本駅ビル立地地点半径50 m エリア」関連のデータに対し、そのスコアを比較しました。左記に示す通り、ほとんどの感覚指標において開業後にスコアが向上していることがわかります。とくに、「新しい」スコアについては、スコアの値も高く開業後に180%程度に向上し、熊本駅ビル開業による大きなインパクトがあることがわかります。また、「独特な」「心地よい」についても200%以上にスコアが増加しています。他の商業施設と比べて「新しい」「美しい」「心地よい」の感覚価値が高い立体庭園によるシンボル化と居心地の良さを提供するおおらかな空間
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