NIKKEN BIOPHILIC DESIGN BOOK vol.1 JR 熊本駅ビル
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バイオフィリックデザインの効果22立体庭園の中には、日本の在来種を中心に約50種類もの植物が生育しています。これらの植物の中には、実際に熊本の山の中に自生しているものも多く含まれています。自然界では、植物は適切な場所を見つけることで、生き生きと成長します。この立体庭園では、植物が最適な生育環境を得られるよう、配置に工夫が必要でした。具体的には自然光シミュレーションを行い、自然光が多い環境に植物を積極的に配置しました。高さ約30mの石壁には自然光が差し込み、その明るいエリアに岩肌に緑が生えたように自然に緑化されています。壁面緑化太陽光シミュレーション3シミュレーションによりデザインされた植物の最適な生育環境熊本の自然を感じる在来種を中心とした約50種類の植物自然採光のシミュレーション結果を反映した植栽配置緑緑のデザイン

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