NIKKEN GREEN INITIATIVE 日本語
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0 INTRODUCTION17太陽光や植物を利用して、ほぼすべての物資とエネルギーを自ら賄っていたと言われる江戸時代では、様々な場面でリサイクル・リユースが行われており、いわゆる循環型かつ地産地消の社会が育まれていました。江戸への給水を主目的とした玉川上水は、武蔵野全域の農業用水としての役割を果たし、関東ローム層に厚く覆われた貧水性の大地を灌漑。また、地産地消の木材利用につながる水運としての役割も果たしていました。一立斎広重『東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図』, 蔦屋吉蔵.  出典:国立国会図書館デジタルコレクション出典:国土地理院データを元としたスーパー地形アプリより加工して作成Circulating Society江戸時代の日本を支えた循環型・地産地消社会

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