NIKKEN GREEN INITIATIVE 日本語
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1 NIKKEN GREEN INITIATIVE25個別の開発や整備による敷地単位での”とじられた“都市化が進展することで、水辺や緑地が減少し、生物の生育の場が喪失、生物多様性が失われます。また、都市化の進展により建物や道路を覆うコンクリート・アスファルト面が増加することで、ヒートアイランド現象が進み、大気環境や水辺環境が悪化、人間生活のQOLが低下します。生物の生息場である緑地や水辺等が減少・減少している。また、緑が連続しておらず、単一な植栽により生態系ネットワークが失われている。屋上緑化や壁面緑化、崖線などの自然地形、水環境を活かして様々な生物生育環境を整備することで都市の生態系ネットワークを形成し生物多様性の保全に寄与する。緑地や水辺環境の減少、空気の滞留等による大気の汚染や、植物を増やすことで汚染物質の吸収・吸着量を増やし、大気環境と水環境を浄化することができる。水の浄化能力が減少している。樹木の樹冠が日射を遮り、緑陰により路面温度の上昇が抑制され、また、川や海、既存緑地からの風を取り入れることを考えた建物配置、NGIでは建築・ランドスケープ・土木・都市など分野横断的に様々な手法のアプローチを組み合わせた都市再生を行うことで、その場所の環境ポテンシャルを引き出し、生物多様性の創出、人間生活のQOLの向上を目指します。NGIは、生物多様性、温熱環境の改善、雨水流出抑制、空気・水の浄化、炭素固定などの環境面でメリットをもたらします。建物やコンクリート・アスファルト面が増加することでヒートアイランド現象が加速している。気温や体感温度を下げる。緑のネットワーク化により風の通り道を創出し、ヒートアイランド現象を緩和する。生物多様性の衰退生物多様性の促進空気と水の汚染空気・水の浄化温熱環境の改善ヒートアイランド現象

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