NIKKEN GREEN INITIATIVE 日本語
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2 STRATEGY43「熊本桜町シンボルプロムナード」計画は、建築と土木が融合した地方創生のモデルとなる公共空間のリノベーション事業です。既存のバスターミナルをリニューアルするにあたり、隣接する道路を廃道にすることで利活用の制限を取り払い、使いやすい、人のための広場としてデザインしています。敷地は熊本城につづく前庭的な場所に位置し、「熊本城と庭つづき 『まちの大広間』」をコンセプトとしています。尺貫法のモジュールで構成された27mグリッドのハードペイブ(舗装空間)である「広間」を日本庭園に見られる踏石のように少しずつずらしながら連続させて「大広間」を構成し、「広間の縁側部分」には緑地と人のための空間を設けています。 設計プロセスにおいては、市民意見を反映しながら進め、ユーザビリティの高い市民のための空間を創出することを目指しています。平面図| 所在地:熊本県/竣工年:2021/用途:公園・複合施設/敷地面積:約1.6haくまもと街なか広場+サクラマチクマモト

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