サザンカシジュウカラヒヨドリウグイスヤブサメシロハラスズメニホントカゲ二ホンアマガエルオオシオカラトンボハラビロカマキリコカマキリ ナミテントウダンダラテントウセグロアシナガバチキジバトメジロカワラヒワカネタタキセツヂツユムシ アオドウガネセマダラコガネ ルリシジミヤマトシジミキタテハアオスジアゲハアオキケヤキナナミノキマンリョウミミズ類ダンゴムシ類ツグミクマゼミシロテンハナムグリオンブバッタアゲハキタキチョウエゴノキリョウブオカメザサ3 INDEX59新ダイビルでは生物モニタリング調査を5年に1回実施し、生態系の定量的評価を継続的に行っています。その結果、鳥類は15種から18種に、昆虫類は54種から68種に増えていることが確認され、 堂島の杜の中で一定の食物連鎖が成立していることが確認されました。鳥類・昆虫類にとって、こういった生育環境は都市部では貴重であり、生態系への貢献度が高いと評価することができます。「新ダイビル堂島の杜」は、旧ビルの建替えにおいて創出された敷地面積の約半分を緑地で包み込んだセミパブリック空間です。大規模屋上緑化の先駆けとして1964年に設置された旧ビルの屋上庭園の樹木の一部を移植継承した四季感あふれるみどりがオフィスビルの足元を包み込んでいます。森の源流や泉をモチーフとした水景、テラス空間など、多様な空間で都市のオアシスを提供しています。また、潜在自然植生の構成種を中心とした植栽により生物多様性の保全や回復にも寄与し、都市における鳥類のネットワークに貢献することが期待されます。これらの豊かなみどりが創出されたことにより、都市に棲む生物が移動しやすい緑地ネットワークが形成されました。ネットワークへの貢献を具体的に把握するため、シミュレーションや生物モニタリング調査をした結果、鳥類や昆虫類にとって都市内の豊かなみどり環境は貴重で都市の生態系への貢献度が高いことがわかりました。二次消費者一次消費者生産者(植物)分解者生態モニタリング調査に基づく新ダイビル堂島の社における生態系ピラミッドのイメージ生物モニタリング調査からわかる堂島の社における生態系7 t-CO2 /年敷地の樹木によるCO2の固定生物多様性のネットワークを形成する人だけでなく生物にもやさしい森新ダイビル堂島の杜
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