NIKKEN GREEN INITIATIVE 日本語
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3 INDEX風の流れシミュレーション60NBF大崎ビルでは、ランドスケープと建築が一体となり、建築外装材と緑地の冷却機能と風の道の確保によって、都市のクールスポットを創出しています。駅側の立面である東面のファサードには、雨水の気化により周辺温度を下げるルーバー「バイオスキン」を実装しています。ランドスケープでは、樹木に十分な根系領域を与えるパラメトリックデザインを行い、豊かな森を都市の中に形成しています。樹木を傷つけることなく配置された園路では、人々が自然を享受し涼むことができます。森は緑陰をつくるとともに蒸散効果により大地や空気を冷やし、その空気が計画地内及び周辺に流れ、涼やかで心地よい風となり、ヒートアイランド現象の軽減に寄与しています。樹木の成長アルゴリズムのシミュレーションバイオスキン0.6 kg-SO2 /年2.7 kg-NO2 /年5.1 kg-O3 /年敷地の樹木による空気の浄化11 t - CO2 /年敷地の樹木によるCO2の固定豊かな森をつくるパラメータ

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