NIKKEN GREEN INITIATIVE 日本語
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約-4~-5℃緑陰による表面温度低下3 INDEX61表面温度の測定結果(熱画像)パラメトリックデザインによって良好に生育した樹木が園路に木陰を提供し、日射を遮ることで温熱環境を改善しています。都市スケールでは、隣地のThinkParkともみどりを連続させることで、夏場の卓越風を通すクールスポットとして、温熱環境改善に貢献しています。園路の温熱環境 (左)現場写真 (右)熱画像「ThinkPark」及び「NBF大崎ビル」は大崎駅西口駅前に位置する2つのオフィス機能を中心とした大規模開発で、時期及び事業者の異なる2つの開発を「森でつなぐ」ことを共通コンセプトとして掲げ、連続する豊かな緑地を形成することで、東京のヒートアイランド現象の抑制に貢献する都市スケールのクールスポットを実現しています。NBF大崎ビルのランドスケープでは、豊かな緑地の礎となる樹木の健全な生育という目標に絞り、日照や風、温度など敷地条件に適した樹種の配置、根系の領域をパラメトリックな方法論で計画しています。結果的に、森の樹木の健全な生育を担保するだけでなく、恣意を感じない独特の自然さを醸し出す景観形成とクールスポット化を実現しています。まちに拡張するクールスポット都市の温熱環境を改善するまちのクールスポット創出ThinkPark+NBF大崎ビル

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