3 INDEXくまもと街なか広場くまもと街なか広場サクラマチクマモトサクラマチクマモトくまもと街なか広場サクラマチクマモト緑のひな壇66官民で広場のデザイン方針について連携・共有を行い、再開発施設では城の長塀の重なりを現代の材料に置き換えてひな壇状の重なりをつくり、地上から屋上の庭まで空間がつながることを周辺から感じられるように計画しました。この地区にはかつて熊本城主細川家の「陽春庭」と呼ばれた日本庭園が存在したことをふまえ、残された陽春庭の絵図から、借景・水景・舞台の4つの要素を読み取り、現代の形に置き換えることで、「熊本城と庭つづき」というまちづくりのテーマの実現を目指しました。その結果、サクラマチクマモトの建物からくまもと街なか広場までの一体のみどり空間が創出され、その高木は、年間13tのCO2を固定し、さらには0.8kgのSO2、 1.5kgのNO2等の大気の浄化にも貢献していることが推定式により算出されました。建築屋上と地上部が官民一体となってつながるみどり空間13 t-CO2/年敷地の樹木によるCO2の固定(サクラマチクマモト含)6.4% COD8.1% T-N12.2% T-Pレインガーデンによる水の浄化(面源負荷全体に対する除去率)0.8 kg-SO2/年1.5 kg-NO2/年6.0 kg-O3 /年敷地の樹木による空気の浄化(サクラマチクマモト含)91m3/h浸透:81 m3/h貯留:10 m3/h雨水流出抑制能力
元のページ ../index.html#68