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|クライアントに聞く|池袋エリアの新たなランドマーク |Client Comment|A New Landmark for the Ikebukuro Area濱﨑 敦 Atsushi Hamazaki株式会社西武プロパティーズ 取締役上席執行役員 Director and Senior Executive Officer, Seibu Properties Inc.ダイヤゲート池袋は、西武鉄道の旧本社ビル敷地に加え、線路の上を大きく跨ぐ、高さ100mの超高層建築です。シンボリックな外観やまちの賑わいを創出する線路上空のデッキなど、池袋の新たなランドマークとなるオフィスビルです。 本開発の特徴すべてにつながっているのが、この「跨ぐ」という構成です。 まず、跨ぐことにより、池袋エリア最大となる2,100m2もの広さをもつ基準階面積をつくることができました。 次に、大きく跨ぐために低層部は強固なV字柱となりました。また、中間免震層を挟んだ高層部は無柱空間を実現するために外周ブレース架構を採用。その結果、鉄道のダイヤグラム(列車運行図表)をイメージさせる、シンボリックな外観となりました。 そして、跨いだ線路上空に広大な「ダイヤデッキ」が生まれました。池袋駅に出入りする電車を目の前で見ることができるスポットや、建物下にはベンチを設置して雨天や暑い日でもくつろげる場所を生み出すなど、地域の賑わいを創出する空間としました。災害時などには、帰宅困難者の一時待機場所としての機能も担っています。さらには、豊島区が構想中の池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)がダイヤデッキと接続した際には、池袋駅から南池袋方面への歩行者ネットワークが強化されます。 「跨ぐ」ことで誕生したダイヤゲート池袋が、エリアのトリガーとなり、まちの賑わいと発展に寄与することと確信しています。本事業に携わられた方々のご尽力に、心より感謝申し上げます。南東からの鳥瞰。Bird’s-eye view from the southeast.062019 SUMMER39SPOTLIGHT

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