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バリューアップValue Enhancement建物診断・調査Building Diagnosis/Study省エネルギーEnergy Conservation耐震・劣化更新Earthquake Resistance/Deterioration Update美装化Improvement of AppearanceBCPBCP事業主 : エクイニクス・ジャパン 株式会社延べ面積 : 19 ,681m2建築ストックをコンバージョンして活用するConverting Building Stock for Reuseエクイニクス・ジャパン TY11 IBX データセンター東京都江東区|2018年9月–2019年6月Equinix Japan TY11 IBX Data CenterKoto-ku, Tokyo | September 2018 – June 2019Client : Equinix Japan K.K.Total oor area : 19 ,681m2コンバージョン|Conversion建築物を進化させ永続的に活用するエクイニクスTY11は、東京江東区にある既存の倉庫をコンバージョン(用途変更)して完成した、東京11カ所目のデータセンターです。 データセンター建築に求められるものは、十分な床荷重、大きな階高、そして膨大な電源容量です。また、急速に進む社会のデジタル化に対して、サーバースペースの需要は日々増え続けています。こうした点を踏まえると、倉庫はこれらを満たす絶好の建築物なのです。新築の場合2–3年かかるところ、倉庫のコンバージョンであれば、わずか9カ月の改修期間でデータセンターサービスがスタートできることが魅力です。データセンターは一度使用を開始すると、30–40年は止まることなく稼働し続けます。倉庫という既存ストックを、データセンターという機能に転化し、その地で永続的に利用し続けられるようにする。これは、建築物をコンバージョンし、バリューアップして活用する代表的なモデルといえるでしょう。Equinix is a global company that operates data centers at over 200 locations in 52 cities in 24 countries (as of July 2019). Through conversion, this warehouse (original design: Hatt A&U Design; completed 1989) was reborn as a data center for the new era. Amid a city being trans-formed by the digital society, the project is an expression of Equinix’s future as a data center that will remain a constant presence in the city.エクイニクスは世界24カ国で、52都市、200拠点以上でデータセンター事業を展開している企業です(2019年7月現在)。倉庫(原設計:服部都市建築設計事務所/竣工:1989年)をコンバーションし、データセンターへと機能を変えることで、新たな時代を担う建築へと進化させました。都市がデジタル化社会へと変化してゆくなかで、永続的に都市の中にデータセンターとして存在し続けていく、未来のエクイニクスの姿を表現しています。向井文悟/梅村俊輔/成瀬太一Bungo Mukai / Shunsuke Umemura / Taichi Naruse日建設計 エンジニアリング部門 Engineering Department, Nikken Sekkei山本吉博 Yoshihiro Yamamoto日建設計 設計部門 Architectural Design Department, Nikken Sekkei今井充彦 Mitsuhiko Imai日建スペースデザイン Nikken Space Design262019 AUTUMN40Feature | WORKS
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