土中環境都市緑化FUTURE COLLECTIVES13概要都市の土地利用と、地上からは見えない土中環境の「見える化」を目指すプロジェクト。本プロジェクトでは、水や窒素の質・量に着目し、都市開発や建築がもたらす環境負荷を定量化するためのデータ測定と標準モデル化を進めている。これにより、都市環境を取り巻く課題を「誰にでもわかる形」で共有し、人と自然の関係をともに考え、アップデートできる未来を目指している。ステークホルダー• Code for Ground(土中環境オープンデータプロジェクトの担い手であるシビックテックのテーマ)• 環境や微生物の研究者• 測定器のメーカー• 都市開発・ランドスケープの専門家(日建設計)• 造園資材メーカー• 関係省庁 など気候変動対策やネイチャーポジティブの動きが進み、「自然によいことと、人間によいことの交点」にこそ、これからの価値が生まれる。そこで、都市環境を「流域」という単位で捉えなおすことで、治水はもちろん、建築・土木というハードのあり方や、自然と経済・費の関係を明らかにしていこうとしている。この取り組みでは、Code for Ground という土中環境をオープンデータ化を目指すプロジェクトと協業し、敷地単位で水の質・量の測定を行い、都市における水・窒素等の変数の指標化、測定方法の確立に取組んでいる。どのように都市の見えない環境負荷を可視化し、人と自然が真に共存できるようにするか?
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