Sustainability Report 2021
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2DO※がリモート開催により高品質化・グローバル化・効率化の進化コロナ禍を契機にDOが全てリモート開催となりました。場所と時間の制約が少なくなったことから、海外も含め関係者が一堂に集まれるようになり、有意義な議論がされるようになりました。画面共有された資料により大勢で、同時にスケッチし合い、デザインを語り合うことにより、集合知が集まるようになりました。※DO(デザインオリエンテーション):「品質マネジメントシステム」に定めたプロジェクト運営フローの企画段階における品質管理プロセス。プロジェクトの初期段階で、プロジェクト担当役員とチーフ、設計チームが話し合い、目標や戦略、デザインチャレンジ、デザインゴール等を共有します。千円30,00025,00020,00015,00010,0005,0000トン300250200150100500201520162017201820192020(年)前年比▲9%前年比▲59%コピー用紙購入金額事業系廃棄物量(東京ビルのみ)オペレーションサイド継続的にトップクラスの省エネルギーを達成ペーパーレス化の推進と廃棄物量の管理により省資源化が進行With After コロナのWork Styleとプロフェッショナルサービスファームのあり方見直し職場の環境改善を進める中、15年経過した自社ワークプレイスのあり方を見直しました。コロナ禍により急速な働き方変革を余儀なくされた中で、東京地区では先行して改修を進めています。全社に展開するための「ルール・ツール・プレイス」再構築として「スタンダードフロア」を整備し、段階的に推進するABW※への第一歩としました。引き続き、全館ABWに向け、個人とチームの力を高める「コレクティブフロア(空間を自由に選ぶことができ、ナレッジ融合フロアでもあり、オフィス内ワーケーションフロアでもある)」の整備も行い、場所を問わず質の高いシームレスなワークプレイス整備を進めてゆきます。※ABW: Activity Based Working の略。仕事内容に合わせて、働く場所や机、時間などを自由に選ぶ働き方。事業所内においてもペーパーレス化を推進しています。デジタル推進によって2020年のコピー用紙の消費量は前年比約59%削減を、廃棄物量も前年比9%削減を達成しました。今後もさらなるWebやデジタルツール活用により、ペーパーレスや廃棄物の削減を進めてゆきます。日建設計は、2011年に省エネ法の特定事業者に指定され、前年度比1%削減を目標に、省エネルギーを推進してきました。東京ビルは、2011年の東日本大震災をきっかけに20%削減を実現し、事務所ビルトップクラスの約1,270MJ/㎡・年を維持してきました。2020年は1,090MJ/㎡となり、新型コロナによる在宅勤務の影響もあり消費が14%減少しました。スタンダードフロア■電力■ガスMJ/㎡・年1,6004,4001,2001,000800600400200020042005200620072008200920102011201220132014201520162017201820192020年-19%-14%日建設計東京ビルのエネルギー消費量日建設計東京ビルの水使用量東京・大阪・名古屋他のエネルギー消費量コピー用紙、事業系廃棄物㎥/年18,00015,00012,0009,0006,0003,000020042005200620072008200920102011201220132014201520162017201820192020年■上水■冷却塔補給水■雑用水010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,000GJ/年年20202019201820172016201520142013201220112010■電力■ガス2011-2019年平均-16%MJ/㎡・年5,0004,5004,0003,5003,0002,5002,0001,5001,000500010511001951901851801751701651601551501451401351301251201151101511データ番号出典 : 非住宅建築物のエネルギー消費に係わるデータベース(DECC)2018年版エリア:関東建物種別:事務所ビルデータ数1,089棟1,089棟平均 2,022MJ/㎡・年上位10% 1,267MJ/㎡・年日建設計東京ビル 2020年実績値 1,089MJ/㎡・年エネルギーデザマテリアル・サデザウェルネス「NIKKEN エコバッグ」導入により環境保護活動を推進環境保護活動(設計図・報告書など成果物納品時の紙袋の使⽤枚数削減)やブランディングの⼀環として、写真のような「NIKKEN エコバッグ」を作成しました。先⾏トライアルで得られた要望※を反映し、今夏から本格導⼊予定です。※2020年9月〜11月に東京地区で実施した先⾏トライアルは、利⽤者から好評価を得ており、サイズアップなどの要望がありました。ビルのエネルギー消費原単位の降順グラフ

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