3プロジェクトサイドすべてのプロジェクトの環境性能向上をめざして築47年の新宿住友ビルがパブリックスペースとともにリニューアルパブリックスペース実現のための「カラクリ」解説本with・afterコロナのアイデアと技術2019年に改正建築物省エネ法が施行され、300㎡以上の建築物に省エネ適合性判定が必要になりました。日建設計では、新築・増改築の建築設計プロジェクトの省エネルギー性能を、本法律の評価指標である省エネルギー性能指標BEI※を用いて管理しています。コロナ禍医療環境の感染対策として、簡単に組み立て・解体・移設できる当社考案の木質ユニット「つな木」を応用した「木質仮設医療ブース」をメーカーと共同開発し、「対面式感染症対策給排気フード」のテストを足利赤十字病院で重ねました。多くの医療現場の環境向上に役立てたいと考えています。新建築2020年10月別冊として東京のパブリックスペースを紹介する書籍が発刊されました。著者は都市づくりパブリックデザインセンター+パブリックスペース研究会で、事務局・執筆は研究会メンバーである日建設計都市部門メンバーと日本設計都市計画群メンバーが協働で行っています。新宿住友ビルのRE-INNOVATION PROJECTでは、国内の多くの大規模建築が直面している機能更新という課題に対して、建替えではなく、既存ストックの良好な維持と非常時のレジリエンス向上やパブリックスペースの創出などの新たな価値創造によって、循環型社会の実現にチャレンジしました。note 日建設計公式アカウントhttps://note.com/nikken新建築2020年10月別冊「58 Public Spaces in Tokyo Cooperative Design for New Urban Infrastructures」著者(公財)都市づくりパブリックデザインセンター、パブリックスペース研究会対面式感染症対策給排気フード日建設計 ホームページhttps://www.nikken.jp/ja/insights/木質仮設医療ブース建物用途別の平均省エネ率(%)100%80%60%40%20%0%ホテル等飲食等学校等工場等事務所等集会所等病院等-18-8-17-46-22-11-12件数2015105000.1以下0.2以下0.3以下0.4以下0.5以下0.6以下0.7以下0.8以下0.9以下1.0以下1.00超改修↓建築設計プロジェクトの省エネ率(BEI、BEIm)ホームページやSNSメディアプラットフォームnoteにより、with・after コロナのアイデアや技術を数多く発信しています。いち早く、様々な方々とのコラボレーションがスタートし、安全・安心な環境づくりに貢献してゆきます。・水資源インスティナブルインデザイン法で定められた省エネ基準適合義務を全プロジェクトでクリアするだけではなく、建物の用途・種別といった各プロジェクトにマッチした省エネ手法の導入を推進しています。その結果、高効率照明や省エネ型空調を導入しやすい事務所・学校・ホテル・工場などで、より高いエネルギー削減率を得ることができました。※建物物の省エネルギー性能の指標 BEI(Building Energy Index)
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