4環境関連の受賞・認証実績屋外のパブリックスペースを豊かにするクールツリーがJIA環境建築賞優秀賞を受賞しましたダイヤゲート池袋がCASBEE-スマートウェルネスオフィス認証で最高評価Sランクを取得しました外断熱と躯体の熱容量を活かして省エネルギーと快適性を両立したオフィスを小学館ビルで実現しましたW350計画は都市の木質化を推進し、低炭素化やヒートアイランド現象の抑制をめざしますJIA(日本建築家協会) 環境建築賞/優秀賞COOL TREE“COOL TREE”は暑熱屋外に涼感を提供するゼロエナジー・クールスポットです。屋外のパブリックスペースを豊かにするため、設計事務所の自発的取組みとして設計と実証実験を進めてきました。実物大モデルの製作展示、アンケートやインタビューによる市民や専門家からの意見収集、太陽光発電エネルギーの有効活用の制御追加など、”より快適に”を目指した改良を重ねた結果、これら一連の社会貢献活動が評価され、JIA環境建築賞の優秀賞を受賞しました。設置・運用中の柏の葉キャンパス、名古屋港ブルーボネット、アイガーデン飯田橋に続き、新たなクール体験を届けられるよう、普及活動を続けてゆきます。CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証/Sランク取得ダイヤゲート池袋東京・池袋、西武池袋線の軌道を跨いで建つ大規模オフィスビルです。全方位に窓のある快適なオフィス空間や上下温度分布の少ない温熱環境等による「健康性・快適性」、中間免震構造の高い耐震性能や災害時エネルギー供給対応等の「安全・安心」、さらに、健康経営を意識した西武グループの執務空間等が評価項目の全てにおいて高い評価を得ました。CASBEE-建築(新築)の総合評価とCASBEE-ウェルネスオフィスの総合評価がともに高得点で最高評価Sランクとなり、CASBEE-スマートウェルネスオフィスとして認証されました。空気調和・衛生工学会賞/技術賞 建築設備部門小学館ビル小学館ビルは、出版社という自由度のある働き方と、建物使用時間が長い特徴をとらえて、躯体の熱容量を活用したTABS(Thermo Active Building System;躯体蓄熱放射冷暖房)を採用しました。躯体の一部を凹凸型の形状にし、その形状を活かしてTABSや空気の道として利用することで、限られた建築条件において階高を抑え階数を増やすという課題を、設備・建築・構造の協業により達成しています。外壁部は外断熱化し、壁厚を大きくした熱容量の増大とTABSにより、温熱快適性並びに省エネルギー性の高い建物を実現しました。MIPIM / Architectural Review Future Project Awards 2020 / Sustainability PrizeW350 PLANW350計画は、住友林業が企画構想、日建設計が設計を担当し、2041年に都市部に高さ350mの木造超高層建築物実現をめざす、技術開発構想です。住友林業が1年で供給している住宅約8千戸分に相当する木材需要を見込むこの計画は、林業、そして日本の風土を再生させるとともに、都市の木質化による低炭素化やヒートアイランド現象の抑制など、良好な都市・地球環境を育むためのスタディとして始まりました。実現に向けた技術的検証や議論によって、超高層ビルを木造で建設することの社会的意義を明らかにしてゆきたいと考えています。ゼロ・エネルギー実証検証ミスト冷却体感実験モックアップ組立検証
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