Sustainability Report 2022 ja
6/8

ASHRAE Technology Award/Award of Engineering Excellence and First placeダイヤゲート池袋 ASHRAETechnologyAwardは効率的なエネルギー管理、良好な空気環境、優れた空調設計等の評価項目を高いレベルで達成した環境建築に与えられる国際的な表彰制度です。CommercialBuilding部門(新築)で最優秀賞(Firstplace)を獲得し、各部門の最優秀賞の中から選ばれる最も優れた賞である「AwardofEngineeringExcellence」が授与されました。ダイヤゲート池袋は大規模テナントオフィスで、排熱回収を利⽤したウォールスルーユニット導入などにより高い環境性能とレジリエンス性能を実現しています。※ASHRAETechnologyAward:空調に関する世界最大のアメリカの学会であるASHRAE(アシュレイ)が毎年実施している国際的表彰制度グッドデザイン賞/公共の建築・空間銀座駅リニューアル1934年の供⽤開始から部分的な増改修を繰り返すことで複雑化していた銀座駅(銀座線・日比谷線・丸ノ内線)を「誰にでも分かりやすい空間」に生まれ変わらせました。路線カラーの光色と、直観的に領域や中心を認識できるシンプルな形状によるデザインで、言語誘導に頼らないユニバーサルでグローバルな計画とし、バリアフリー化、既存不適格の解消、安全性の向上にも貢献しています。地下鉄の「地上を⼈に開放し、エコな社会インフラ」としての価値を最大化するために、路線全体ブランディングや全19駅の改良ガイドライン作成も⾏い、豊かな移動経験を提供しています。省エネ大賞/省エネ事例部門 省エネルギーセンター会長賞大阪中之島における河川水熱と温度成層型水蓄熱槽を用いた高効率地域冷暖房川に挟まれた立地を活かし、河川水を汲上げて冷暖房⽤の熱をつくる地域冷暖房施設の省エネ化の取り組みです。先に建設された三丁目の地域冷暖房施設での経験を活かし、二丁目施設では、①河川水熱の直接利⽤、②ヒートポンプによる温熱製造、③簡易ディフューザー※による温度成層水蓄熱槽の構築、④水蓄熱槽を活⽤した熱源定格運転による高効率化、熱源発停の自動化を⾏い、二丁目施設での効率(年間システムCOP)1.51と国内最高効率を達成しました。※蓄熱槽の流入・流出口に設けられる装置、蓄熱槽の性能を高めるために重要な要素となる省エネ大賞/省エネ事例部門 資源エネルギー庁長官賞みなとアクルス名古屋市港区にあるスマートタウン『みなとアクルス』では、商業、住宅、スポーツなど、多様な都市機能をもつまちづくりが進められています。まちの中心にあるエネルギーセンターでは、ガスコージェネレーション、太陽光発電、大型蓄電池、運河水の熱を利⽤した冷暖房など、先進のエネルギーシステムにより地産地消で電⼒と熱をつくり、エリア内の各施設へ供給します。集合住宅全戸には家庭⽤燃料電池が導入され、次世代の省エネ手法が採⽤されています。そして、熱・電⼒・情報のネットワークの管理システム『CEMS(セムス)』により賢くエネルギーを使うことで、エリア全体のCO2排出量は1990年比で65%削減を達成しています。4環境関連の受賞・認証実績「誰にでも分かりやすい空間」を銀座駅におけるサステナブルな改修で実現しました中之島二丁目地区において河川水熱利用の地域冷暖房で国内最高効率を達成しましたみなとアクルスで地産地消のエネルギーネットワークを構築しましたダイヤゲート池袋において、高い環境性能とレジリエンス性能を両立しました

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る