サスティナブルレポート2023
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22021202020291028102710261025102410231022102110201022202120202029102810271026102510241023102210211020102年年00年2illustrationbyYukoNakamura⽤途別BEI平均値の経年推移東京ビルのエネルギー東京ビルは、照度の変更・LED改修などにより東日本大震災前の2010年に比べて30%削減の1,077MJ/㎡となりました。全地区では、グループ会社の北海道日建設計と日建設計シビルを統合した上で、2010年比29%削減を達成しました。2020年以降プロジェクトの省エネルギー性能を建築物省エネ法の評価指標であるBEI※1を⽤いて管理、公開しています。2022年竣工の⽤途別プロジェクトのBEIは事務所0.81、学校0.80、工場0.72、病院0.91、物販0.94となっています。2019年から2021年までに比べBEIはやや上昇傾向です。2024年から大規模建物を対象に施⾏されるBEIを満足するには、さらなる省エネデザインが必要であることがわかります。特に物販、病院における取組が重要となります。これからもBEIの継続的な定量観測により、現状の課題を把握し、各プロジェクトに適した省エネ手法の積極的な導入により、環境性能のボトムアップを目指します。東京ビルは2030年に40%エネルギー削減(2013年比)を目指して、2019年からカーボンニュートラル改修に着手しており、2023年にはアプリによる⾏動変容促進などソフト面の施策も実施予定です。併せて、2022年10月にすべての電⼒をグリーン電⼒※2に切り替えました。2023年4月には使⽤するすべての都市ガスをカーボンニュートラル都市ガス※3に切り替えます。これにより、2024年には実質カーボンニュートラルとなる予定です。さらに一層の省エネを進めるとともに、追加性のある再生エネルギーへの投資を検討します。デジタルワークプレイス構築により、ペーパーレスや廃棄物削減の推進が加速しました。コピー⽤紙(全地区)は2015年比41%削減、廃棄物(東京ビル)は2015年比36%削減を達成しました。全地区のエネルギーは横ばいとなっており、2050年カーボンニュートラル実現を目指して、より一層の省エネを促進させます。MJ/㎡・年1,6001,4001,2001,000800600400200030,000千円20,00010,000201520162017コピー用紙購入金額(全地区)コピー用紙購入金額(全地区、北海道・シビル追加)事業系廃棄物量(東京ビルのみ)2015年比▲41% ▲36%電力20182019202020212022コピー用紙、事務系廃棄物ガス-30%300トン200100MJ/㎡・年1,6001,4001,2001,0008006004002000東京地区大阪・名古屋・福岡大阪・名古屋・福岡・北海道・シビル-29%2010年比東京ビル30%、全地区29%省エネを達成BEI定量観測で環境性能のボトムアップを目指すデジタルワークプレイスによるペーパーレス化を大幅に推進東京ビル 2024年実質カーボンニュートラルへエネルギーと資源の定量観測

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