Sustainability Report 2025 ja
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2年30213020302920282027202620252024202320222021202020291028102)均平別途用I(EB4年2020600水0332022202120202029102810271026102510241023102210211020102㎥24,0004年20232022202120202029102810271026102510241023102210211020102用途別BEI値の定量観測で環境性能のボトムアップを目指す次世代超高層ビルのプロトタイプ“Regenerative Tree”を発表気候変動を要因とした災害の甚大化による都市や建物への影響は、クライアントへの設計・デザイン提供における重要な課題と捉えています。私たちは、温室効果ガス削減に向けたグローバルな取り組みに貢献するため、 これまで培ってきた都市・建築 デザインやエンジニアリングの経験・知見を世界中で発揮しています。また、2025年のカーボンハーフ達成(2013年比)を目指し、自社における気候変動データの定点観測を行っております。病院、飲食等ホテル、事務所、学校等工場MJ/人年4842363024181221,00018,00015,00012,0009,0006,0003,000病院等飲食等集会所等ホテル等事務所等学校等物販等工場等-31%※一次エネルギー換算係数 電気(昼)9.97MJ/kWh、都市ガス45MJ/㎥※建物の省エネルギー性能の指標BEI(BuildingEnergyIndex)の値が小さい程、省エネルギー性能が高いことを示す。日本語https://www.nikken.jp/ja/news/press_release/2024_05_15.html英語https://www.nikken.jp/en/news/news/2024_10_18.html■東京地区■大阪・名古屋他■北海道・シビルGJ/年80,000役職員あたりの一次エネルギー消費量70,00060,00050,00040,00030,00020,00010,000MJ/㎡・年1,6001,4001,2001,0008006004002001.21.11.00.90.80.70.60.50.40.30.20.10.0■電力■ガス-27%環境課題への貢献1. 気候変動とエネルギー効率2010年比で全地区総量31%省エネを達成2010年比で東京ビル27%省エネを達成日建設計全地区で見ると、エネルギー消費量※は2010年比31%削減となりました。大阪オフィスの移転やグループ会社の統合に合わせた省エネ改修や貸オフィス面積の最適化を行い、2020年のCOVID-19期よりも少ないエネルギー消費量を実現させました。また、役職員一人当たりのエネルギー消費量※は2010年比53%の削減が見られ、年々着実に減少が見られます。-53%日建設計東京ビル(以下、東京ビル)は、照明設定の変更・LED改修などにより2010年に比べて27%削減の1,122MJ/㎡となりました。東京ビルは2003年竣工で20年以上経過しており、熱源機器は竣工当時のままではありますが、日々のメンテナンスと運用改善により機器を延命させ、高効率な状態を維持しています。また、水使用量はコロナ禍以降、東京ビル利用人数と共に増加傾向です。2050年ネットゼロ実現を目指し、適正なタイミングでの更新も視野に入れながら、より一層の省エネ及び節水を促進させます。プロジェクトの省エネルギー性能を、建築物省エネ法の評価指標であるBEI値※を用いて管理しています。2024年竣工プロジェクトのBEI平均値は事務所0.75、学校0.77、ホテル0.74、集会場0.91、病院0.87、物販0.81、工場0.40となっています。2024年4月から大規模建築物を対象に施行された義務基準値は、病院等と集会所等を除く用途で達成されていました。平均値には2024年1~3月に竣工したプロジェクトや2024年4月以前に適合性判定を受けたプロジェクトも含みます。これらの理由もあり、結果的に病院等及び集会所等は、平均値が基準値以上となりました。これからもBEI値の継続的な定量観測により、現状の課題を把握し、各プロジェクトを通して省エネ手法を積極的に導入することで、環境性能のボトムアップを目指します。“RegenerativeTree”は、建物が生涯で排出する温室効果ガス(ホールライフカーボン)を抑制するためのさまざまなアイデアを盛り込んだ、次世代超高層ビルのプロトタイプの提案です。多様な働き方や将来のコンバージョンにも対応する建築計画、構造計画の最適化と木材利用、環境親和性の高い設備計画により、運用時だけでなく新築・改修・解体時の脱炭素を推進し、ホールライフカーボンを最大40%削減します。GHGClimateBEMSGHGClimateBEMSGHGClimateQuality & SafetyGHGClimateResilience

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