日建設計と再開発事業
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14事例● 廃止した区道の一部を権利変換の対象とすることで、街区を統合。大街区化のモデルケースに● 品格あるデザイン、高機能オフィスなど、地元地権者の声を汲み取った計画を、事業・都市計画・設計・監理を含めた総合的なコンサルティングにより実現担当に聞いた事業のポイント施行者   :京橋二丁目西地区市街地再開発組合従前権利者数:136人参加組合員 :日本土地建物株式会社(現:中央日本土地建物株式会社)       東京建物株式会社       清水建設株式会社所在地   :東京都中央区京橋二丁目地区面積  :約1.0ha事業費   :約667億円竣工    :2016 年10 月施設建築物  敷地面積:約 7,994㎡       延べ面積:約118,940㎡(容積対象床面積:約104,780㎡)       容積率 :約1,330%用途    :事務所、商業、公益施設、駐車場等  代表的プロジェクト区道廃道による街区再編と機能更新• 2つの街区を隔てる区道を廃止して両街区を統合し、約8000㎡の大規模敷地を創出しました。廃止した区道は一部を周辺歩道拡幅のために付け替えを行ったほかは権利変換の対象とし、公益施設として中央区の観光情報センター等が整備されました。敷地内には通り抜け可能な地下鉄駅直結のアトリウム空間が整備され、歩行者ネットワークの創出に寄与しています。歴史的建造物の保全と景観形成• 地区内には中央区指定有形文化財である明治屋京橋ビルが存在しています。事業の中でその保存を行い、歴史と伝統を継承するとともに、業務・商業・観光等の各種機能が調和した、新たなまちが形成されました。街区再編と文化財の保存による歴史の継承京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業(京橋エドグラン)

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