One Za’abeelが「世界最長のキャンチレバーを有する建築」としてギネス認定

日建設計が設計したアラブ首長国連邦・ドバイの「One Za'abeel」プロジェクトは、3月1日にギネス・ワールド・レコーズ™に認定され、世界最長のキャンチレバーを有する建築として建築史にその名を刻みました。

地上100メートルに位置するスカイブリッジ「THE LINK」は全長230メートルで、交通量の多い高速道路の両側に建つ2つのタワーを繋いでいます。高度なエンジニアリングによって、先端部はタワーから67.277メートルの長さで伸びる世界最長のキャンチレバーとなっています。One Za'abeelはドバイの中心部への入口に位置しており、アイコニックなフォルムによってドバイ国際空港から首都への新たな「玄関口」となります。

数年の歳月をかけて完成したOne Za'abeelは、先月グランドオープンを迎えました。THE LINKは、このプロジェクトの最も困難かつ象徴的な部分であり、最先端の設計技術と、所定の位置にリフトアップするための独創的な工法を必要としました。剛強な外殻構造システムで構成されたその躯体は、ねじれや変形を最小限に抑えるためダイヤグリッド状に配置されています。 組み立ては、直下の交通を妨げることなく、16日間かけて2段階に分けて行われました。

完成したTHE LINKには、ミシュラン星付きレストラン5軒、バー、UAEで最長の宙に浮かぶインフィニティ・プールがあり、ドバイのパノラマを一望することができます。

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