緑溢れる広大な都市公園が西日本最大のターミナル駅に直結する「グラングリーン大阪」先行まちびらき
公園の中にまちをつくる”ランドスケープファースト”な都市開発
日建設計が都市計画・設計監理・ランドスケープ設計を担当
※設計全体統括:日建設計・三菱地所設計。ランドスケープデザインリード:GGN、デザイナー:日建設計。担当詳細は資料末尾を参照
先行まちびらきを迎えるグラングリーン大阪「うめきた公園」 南館テラスよりサウスパーク越しに北館を望む©Akira Ito.aifoto
開発の核となる公民連携のパブリックスペースづくりと、新たな都市ネットワークの実現
シンボリックな空中園路「ひらめきの道」は、道路で分断された南北公園を歩行者ネットワークとしてつなぎつつ、ランドフォームの平面形状と逆S字の配置により公園を俯瞰的に望み、梅田スカイビルや都市空間をシークエンスとして体験できる、うめきた地区の新たなランドマークとなります。この「ひらめきの道」と、それにつながるJR大阪駅うめきた地下口やグラングリーン北館・南館、グランフロント大阪や周辺街区とつながるブリッジ・建築も一体で設計、まち全体の回遊性向上にも貢献しています。
全体配置図 歩行者ネットワークが大阪駅からエリア全体をつなぐ
©Akira Ito.aifoto
南公園の芝生広場と噴水が楽しめる水盤©Akira Ito.aifoto
ひらめきの道より南公園のランドスケープ・梅田スカイビルを望む©Akira Ito.aifoto
ゲートランタン©Akira Ito.aifoto
ひらめきの道ライトアップ©Akira Ito.aifoto
建築と「みどり」の融合により「公園の中にまちがある」ような、多様で寛容な都市空間の実現
さらに、建築ボリューム自体もランドスケープの構成要素と捉えて、大地から生え出たような「みどり」の背景に馴染む外装を各ボリュームに纏わせた、寛容で居心地の良い空間を創出しました。ランドフォームと一体につくられた公園内の建築群はランドフォームに埋め込まれるような形で一体的にデザインされ、どこにも裏のない建築デザインとなっています。
また、日建設計は全体統括の一環として、グラングリーン大阪の緑化の価値を温室効果ガス削減や温熱環境改善、生物多様性促進など5つの評価軸「みどりのものさし」により可視化しました。例えば樹林率が12%まで増加することで大阪の動植物生息地ネットワークへポジティブに作用することなどが確認でき、緑が少ないと言われる大阪全体へ貢献を可視化しています。
「みどり」と建築の「間」が融合するダイアグラム©NIKKEN SEKKEI LTD
グランフロント⼤阪から望むグラングリーン全景©Akira Ito.aifoto
ランドスケープと一体となった北公園施設と北館©Akira Ito.aifoto
イノベーションプラットフォーム「JAM BASE」より屋上庭園・公園を見下ろす©Akira Ito.aifoto
西側のまちのスケールに合わせた南公園施設©Akira Ito.aifoto
民地
都市公園
・一般園地(整備主体:大阪市・独立行政法人都市再生機構 ※アップグレード:事業者JV)
・公園施設(整備主体:事業者JV)