JR目黒MARCビル
東京, 日本
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周辺環境との呼応から生まれたシンボリックなテナントオフィス
東京都内でも利便性のよいビジネスエリアである目黒駅と五反田駅の線路沿い中間地点に位置する開発街区「MEGURO MARC」内のテナントオフィスビルである。敷地は住宅地と豊かな緑に囲まれ落ち着いた環境を有する一方で、北は線路、南は高低差10mの目黒川河岸段丘があり、高層のオフィスビルや住宅が近接している。建物を特徴づけているフィン形状の外装PC板は、近接するオフィスや住宅との見合いを回避し、眺望が開けた方位へ視線を誘導する。日射遮蔽や光害低減にも機能し、質の高い室内環境の確保と周辺環境への配慮の両立を図ったものである。斜めの形状が周辺からの視線に対して建物の表情を変化させ、アイストップの効果となる。河岸段丘の下方から望む重量感のあるPC板の壁面が、緑豊かな段丘の上にモノリシックなボリュームとなり象徴的な佇まいとなることを狙った。
建築主 | 株式会社JR東日本ビルディング |
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所在地 | 東京、日本 |
敷地面積 | 7,786.48 ㎡ |
延べ面積 | 38,710.29 ㎡ |
最高高さ | 69.26 m |
竣工年 | 2022 年 |
備考 | 未来風景舎(ランドスケープデザイン)/Miraifukeisha LTD. |