学生の居場所を生み出すランドスケープデザイン
城西大学坂戸キャンパス整備
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少子化やさまざまな社会変化に伴い、大学には、学びの場であることはもちろん、学生が日々過ごす生活の場として、いかに魅力的な環境をつくるかが問われています。城西大学では、坂戸キャンパスの緑豊かな立地や自然環境を生かし、都心部の大学にはない新たな価値を発信しようとしています。利便性や機能性、環境性能はもちろん、ランドスケープデザインを通していかに「学生が心地よく過ごせるか」を徹底的に追求したプロジェクトです。
大学キャンパスの魅力を高めたい
一方、周辺には高麗丘陵や高麗川から続く豊かな自然環境が広がっており、その魅力を学生の活動の場として、さらに生かしていくことが期待されていました。少子化に伴う18歳人口の減少や、学生の価値観・学び方の変化を背景に、キャンパスの魅力を高める整備が求められていました。
学生にとって「居心地のいい場所」とは
軸線に沿った構成から、学生の活動領域(面)が重なる構成へ
歩行者と車両の動線を分離し、文系学部と理系学部の学生の動線が交わるように整理
学生の新たな交流拠点「JOSAI HUB」。教室に加え、誰もが自由に利用できるラウンジ空間を設けることで、文系・理系の学生が自然に集い、交流できる居場所になった。
©㈱エスエス
キャンパス全体をひとつのランドスケープとして編集する
全体計画平面図。ふたつの新施設「JOSAI HUB」「JOSAI RING」を起点に学生の活動領域が広がっていくイメージを描く
既存のケヤキの大径木を中心としたキャンパスゲートフォレストではいきいきとした学生の姿とみどりが「キャンパスの顔」となる
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インナーフォレスト。にぎわいとみどりが内外を越えて連続する
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雨水の大地への涵養を促すセンターフォレスト。既存樹を守るため樹木周辺の地盤を維持しながら、周囲にアンジュレーションを形成。3Dや模型で起伏やレベル差を検討し、自然な滞在を促す空間を実現
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回廊と庇。日射や雨を適度に調整する半屋外空間、屋内外の活動をゆるやかにつなぐ中間領域として機能
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移動する空間から生活の場へ
倉本らランドスケープチームが目指したのは、ランドスケープそのものを主役にすることではなく、学生一人ひとりの日常が風景をつくるキャンパスです。学生の営みによって風景が完成する——。そんなランドスケープの考え方が、城西大学坂戸キャンパスの新しい日常のなかに息づいています。
既存のみどりを活かした天然のキャノピーによって、緑陰に包まれた心地よい居場所を創出
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段床空間に回廊が交差することで学⽣がさまざまに関わることのできる活動の舞台が拡がる
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キャンパス全体に、角を丸めた四角形を共通のデザインコードとして採用。舗装や植栽、ベンチ、テラスなどに同じモチーフを展開し、ゆるやかなつながりを生み出す
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