コストマネジメントレポート
2021年7月号を掲載しました。
「建設業の景況感が悪化、厳しい受注競争が続く」
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「コストマネジメントレポート」(季報)は、国内外の経済情勢を概観し、設計事務所トップシェアの実績から得られる豊富なコストデータを活かし、中立的な視点での独自の建設市場分析結果をタイムリーにお伝えしていきます。
※本レポートは情報提供を目的として日建設計品質管理部門コスト管理グループが作成しています。記載の内容等は作成時点のものであり、完全性を保証するものではありません。内容等は予告なしに変更する場合があります。本レポートの無断転載を禁じます。
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建設業の景況感が悪化、厳しい受注競争が続く
21年度完成工事利益率は各社ともに下落予想
大手5社の20年度受注高・売上高は減少
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図1 大手施工会社5社の完成工事利益率(建築)
資料:各社決算資料より作成 -
図2 大手施工会社5社の受注高・売上高・手持工事高
資料:各社決算資料より作成
※21年度の手持ち工事高は20年度手持ち工事高+21年度受注高-21年度売上高
※21年度の竹中工務店の数値は20年度と同じとして算出
厳しい受注環境が継続
建設業の景況感が製造業を下回る
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図3 決算関連資料での受注環境・手持工事高に関するコメント
資料:各社決算資料より作成 -
図4 業況判断DIの推移
資料:日本銀行「全国企業短期経済観測調査」
NSBPIは三地区とも小幅に下落
日建設計標準建築費指数NSBPI
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NSBPIの推移
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NSBPIの増減率と建築・設備の寄与度
鋼材価格の上昇が続く
ウッドショックによる木材価格の高騰にも注意
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鋼材価格(普通鋼)の推移
資料:経済調査会「建設資材価格指数」
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木材価格の推移
資料:経済調査会「建設資材価格指数」