コストマネジメントレポート
2021年10-12月号を掲載しました。
「材料価格の上昇による建設コストへの影響を注視」
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「コストマネジメントレポート」(季報)は、国内外の経済情勢を概観し、設計事務所トップシェアの実績から得られる豊富なコストデータを活かし、中立的な視点での独自の建設市場分析結果をタイムリーにお伝えしていきます。
※本レポートは情報提供を目的として日建設計品質管理部門コスト管理グループが作成しています。記載の内容等は作成時点のものであり、完全性を保証するものではありません。内容等は予告なしに変更する場合があります。本レポートの無断転載を禁じます。
CATEGORY
材料価格の上昇による建設コストへの影響を注視
建設業の景況感は上昇の兆しなし
建設用材料の価格が急上昇
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図1 業況判断DIの推移
資料:日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より作成
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図2 企業物価指数の推移
資料:日本銀行「企業物価指数 需要段階別・用途別指数」より作成
材料価格上昇が相次ぐ
販売価格と仕入価格が乖離
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図3 材料価格上昇に関する動向
資料:各種報道資料より作成 -
図4 販売価格・仕入価格判断DI:建設業・大企業
資料:日本銀行「全国企業短期経済観測調査」より作成
※DI=「上昇と判断した企業の割合」ー「下落と判断した企業の割合」
NSBPIは三地区とも前期と変わらず
日建設計標準建築費指数NSBPI
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NSBPIの推移
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NSBPIの増減率と建築・設備の寄与度
鋼材価格は前号(6月)から9%上昇
労働者不足感は低い状態で推移するも労務単価に影響はなし
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鋼材価格(普通鋼)の推移
資料:経済調査会「積算資料」より作成
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建設技能労働者過不足率の推移
資料:国土交通省「建設労働需給調査(8職種計・全国・季節調整値)」より作成