CROSSTALK

#01

若手社員座談会

入社4~5年目の社員4名が集まり座談会を開催。学生の頃に抱いていた日建設計のイメージや、実際に入社して感じることなど幅広いテーマについて語ってもらいました。若手ならではの目線から見た会社の現状や、未来に向けての在るべき姿にも話題がおよび、一人ひとりの日建設計に対する真摯な想いが垣間見えました。

MEMBER PROFILE

吉備 友理恵

新領域開拓部門
イノベーション
デザイングループ
2017年 新卒入社
新領域創成科学研究科
社会文化環境学専攻 修了

社内の新規事業や研究会といった能動的な活動に関する情報収集、社内外のゲストを招いたイベント開催など、社内の意識醸成や他組織との共創の支援を行っている。

本間 千尋

設計部門
村井設計グループ
2018年 新卒入社
創造理工学術院
建築学専攻 修了

大学や事務所、自治体の施設などが混在した官民連携の大型複合施設の新築設計を担当。様々な用途の建物の設計を同時並行で進めている。

黒羽 亮一

エンジニアリング部門
設備設計グループ
2018年 新卒入社
先進理工学研究科
電気・情報生命専攻 修了

電気設備設計者として、照明や空調、コンセントなど、建物内の電気を用いる設備を適切に使用するための計画を担当。

山田 修平

コーポレート部門
コーポレート
グループ
2017年 新卒入社
法学部
法律学科 卒

経理サービス部と海外拠点管理部を兼務。主に日々の伝票の照査や海外拠点の経費チェック、四半期ごとの実績集計・年間予測の作成、減価償却等を担当。

Theme 1

まず、学生時代に抱いていた日建設計のイメージについて教えてください。

本間
組織設計事務所の最大手と認識していました。社風はアトリエに比べると少し窮屈で、仕事をするにもレールがカッチリと敷かれている印象を持っていましたね。
吉備
私も本間さんとほぼ同じ印象です。大手で歴史も100年以上と長いので、社風は窮屈なのかなと思っていました。
山田
私は文系学生だったので、最初は社名すら知りませんでした。たまたま大学の部活の先輩が勤めていたので、その人から実績や社風について話を聞いて、自分も知っている建築物をたくさん手がけていると知って驚きました。
黒羽
電気工学系の出身なので、私も最初は日建設計のことは知りませんでした。OBが研究室に会社説明に来てくれたときに、組織設計事務所の中に電気系の知識が生かせる仕事があると知って初めて興味を持ちました。

実際に入社して、事前のイメージと違っていた点はありましたか?

山田
大学の先輩から、フラットな社風で若いうちからいろいろなことにチャレンジできると聞いていて、実際にその通りだったので特にギャップは感じませんでした。もともと日建設計のことを知らず先入観がなかったからかもしれません。黒羽さんも私と同じなのかなと思います。
黒羽
そうですね。でも私たちふたりとは違って、学生の頃から日建設計のことを認識していた本間さんと吉備さんは、ギャップを感じたかもしれませんね。
本間
窮屈だと思いきやフラットな社風だったのがすごく意外でした。
吉備
仕事をするにもレールが敷かれているどころか、むしろ自律性や主体性が求められるケースの方が多いですしね。私が入社したころは、逆に言えば放任主義な面もあったのですが、最近部門によってはチューター制度なども整備されたので、新入社員へのサポートは手厚くなっていると思います。

Theme 2

皆さんは入社して4~5年になりますが、仕事をする上で特に気を付けていることは何ですか?

吉備
主には意識の部分ですね。日建設計にはこれまでに積み上げてきた実績や歴史があります。でも、日建設計の一員だからといって、奢らず、謙虚で柔軟な姿勢を忘れないことが重要だと思っています。皆さんはどうですか?
本間
同意見です。日建設計の看板に寄りかかって若手のうちから自信過剰になるのは、身分不相応ですし、学ぶ機会を減らしてしまうと思っています。
黒羽
私は設備設計のエンジニアとして多くのメーカーの方やサブコンの方と接する機会が多いのですが、皆さん日建設計に対してすごく丁寧に接してくださり、惜しみないご協力をして頂いています。それは、対会社としてのご対応ですので、「自分はすごい人間だ。自分の立場の方が上だ。」と勘違いしないよう心がけています。
山田
私はコーポレート部門で経理を担当しているので、そういったことを実感する機会はないですね。でも皆さんの言う通り、人間性やモラルみたいなところは、いち社会人として気を付けておくべきだと思います。
本間
新しく入社してくる後輩にも態度だけが先行するような社員になってほしくないですし、社外の人とも良好な関係を築いてほしいと思っています。その方が仕事もずっとスムーズに運びますからね。

Theme 3

社内の現状に関して、今後変えていきたいこと、変わってほしいことはありますか?

吉備
個人的に「どうして女性の役員がいないのだろう」と疑問を持っていたのですが、2021年に初めて女性が役員になりました。これを皮切りにどんどん増えていってほしいと思います。
本間
女性の役員は少ないですね。 普段仕事をしている分には気にしていませんでしたが。
黒羽
同じ設備設計グループには第一線で働いている女性も多く、日常的にその光景を見てきたので、自分はそのようなジェンダーギャップについてこれまで考えが及びませんでした。機械設備担当に女性が多いからかもしれません。
山田
私もそうですね。コーポレートの経理は女性が多く、皆さんすごく活躍されているので。職場単位のスケールで見れば、女性も男性も快適に働くことができる環境なのは間違いないと思います。
本間
会社と社会を俯瞰したときに、まだまだ良い方向に変わっていける余地があるということでしょうね。
吉備
何かしら若手から率先して動くことで、良い変化を促していければいいなと思っています。

逆に変化していると感じる点はありますか?

吉備
実は変化すること自体には体が大きいわりに、許容的で積極的なんです、日建設計って。
本間
入社した時からずっと感じていましたが、今でも社内の様々なルールやシステムが日々変わっています。これは、日建設計が社会性を重んじる中で時代の流れをいち早く察知して、試行錯誤しているからだと思います。
黒羽
確かに、変わっていこうという意識が常にある会社ですよね。以前、先輩から「昔は夜遅くまで働くことがよくあった」と聞いたことがあります。それが今では労働時間の効率化やリモートワークが当たり前になり、かつての会社の雰囲気とは大きく変わっているのだと感じています。
山田
間違いなく、これからの時代に合わせて会社全体が変化を加速させていくと思います。実際、この間の社長懇談会の場で社長が「これから変化が激しくなるからコーポレートは大変」と明言されましたし、これからどう変わっていくのか楽しみです。

Theme 4

最後に、学生の方にメッセージをお願いします。

吉備
会社とは、やりたいことを実現するためのフィールドのひとつだと思います。興味を持った組織が目指す社会はどんなものか、そこに向かってどんな役割を担っているのかを知った上で、ご自身の心が動く組織を選んでみてください。
山田
いろいろな業界や企業のことを知ることができるのは就職活動のときだけだと思うので、まずは自分の可能性を狭めず、様々な業界を見ていただきたいです。その中で自分にあった会社が必ず見つかると思います。
黒羽
企業選びを進めていく上で大切なことは、自分の興味のあることに関わることができるかどうかを見極めることだと思います。その結果、もし日建設計を選んでくれるのなら、日建設計の一員として非常に嬉しく思います。
本間
日建設計は「自分らしさを発揮すること」が良い結果につながる会社だと感じます。自身が今までどんなことを大事に自分の専門分野に向き合ってきたか、社会に出て何を生み出したいかを鮮明に伝えることが大切です。もちろん面接では緊張するでしょうが、自信を持ってチャレンジしてください!