分野と職種

シビル(土木)

日建設計のシビル(土木)とは

創業時から、産業インフラ・都市土木の分野で技を磨き、建築、都市、土木を繋げる業務に取組んできました。業務領域は、開発行為、道路、公園、河川、地下空間、駅前広場、鉄道、地盤コンサル、先端科学・生産施設、再生エネルギー、測量等、多岐にわたります。特に、1)民間分野、2)都市・建築・土木の一体、境界領域(鉄道、公共空間の再編、利活用)、3)社会ニーズに応えて拡大した業務領域(海外、地下防災、再生エネ、3D計測等DX)が強みです。

人を通して知るシビル(土木)

執行役員
都市・社会基盤部門
シビルグループ代表

西山 誠治

都市や建築の専門家とも協働し、
土木を起点に、社会課題の解決を。

重要度を増す都市・建築の境界で土木の存在感を放つ

社会基盤再構築の重要性は高まり、その整備の在り方は大きく変化しています。超高齢化、頻発する災害、カーボンニュートラル、自動運転、デジタルツイン等がキーワードです。従来のように個別単体、建築・土木といった区分された業務領域の中だけでは対応できず、領域を超え、多様な領域をつなげる知恵と取り組みが求められています。
近年の都市再開発でも、限られた敷地、複雑な条件のなかで、地下空間、駅前広場、鉄道・建築一体構造を実現、機能的で快適な都市空間とするには、土木、都市・建築の密接な協働が必要であり、日建設計の土木分野として応えるべき役割と考えています。
日建設計の土木部門の始まりは、官公庁ではなく民間で開発を行った、今でいうPFI事業の先駆けともいえる1919年の大阪北港整備に遡ります。明確な設計基準がなかった時代から自前で地盤調査を行い設計基準まで作成した独自の技術力や柔軟な発想は、現在の職員に脈々と受け継がれています。

多様な力で都市・社会基盤の未来を拓く

独自の技術力や柔軟な発想は現在、港湾施設、臨海地区の工場基礎設計、超高層建築物の地盤問題、大規模掘削時の近接施工対策等に展開され、外構、道路、駅前広場等の公共空間整備や、鉄道や地下街などの都市施設の設計や耐震補強、各種シミュレーションにも繋がっています。調査・計画段階から施設・構造物が完成するまでを貫徹できることが、シビルグループにおけるプロジェクトの醍醐味です。そこでは、専門分野に深く注力する職員からPMとして幅広い分野を束ねる職員、エンジニアリング系からデザイン系まで、実に多様な土木技術者が活躍しています。そして今、土木を起点に都市や建築の専門家とも協働し、身近な都市から海外まで広く社会課題の解決に共に挑む、新たな仲間を求めています。