INTERVIEW

#03

リーダーシップを発揮して
プロジェクトを仕切る
音楽好きな意匠設計者

安福 賢太郎

KENTARO YASUFUKU

設計監理部門
2022年 キャリア採用入社
工学研究科 建築学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

前職では大手ゼネコンで意匠設計に従事していました。転職の理由は、日建グループの多岐にわたる専門分野のメンバーと共に、自分にとって新しい建築デザインにチャレンジしたいと思ったからです。また、日建設計社内に限らず、国内外のデザイナーや建築家と協働して、自身のデザインアイデンティティや日本でのデザインの在り方を深めたいと思いました。

次世代ビルの創造への挑戦
人に、環境に、フレンドリーなビルを目指す

担当している設計プロジェクトは、事務所用途がメインで、都心の中規模~大規模のオフィス設計を進めています。設計チームの取りまとめ役として、クライアントの窓口やスケジュール管理はもちろん、日建設計社内の他部門や設計チームメンバー、社外協力者とも連携しながら建築デザインの提案を行っています。現在取り組んでいる一つが、某企業の新本社ビルの設計です。都市計画やエンジニアチームと連携し、環境性能や地域景観に配慮した、従来のオフィスビルから脱却した次世代ビルを目指しています。現代においてオフィスは人が住み生きる場所であることに改めて着目し、オフィス内の人工環境と外部環境(外気)を積極的につなげ、風や光、緑を取り入れた人に対してフレンドリーなオフィスです。人に対してフレンドリーなオフィスは、環境に対してもフレンドリーであると思います。省エネも世界トップレベルを目指し、街のアイコンとなる形状、空間を実現し、その企業のアイデンティティを表出したデザインを目指しています。

前職で培ったコミュニケーション能力
国内外のデザイナーや建築家とのコラボが始動

前職では、小さな交通施設から、中規模のオフィスや研究施設、大規模のホールや超高層オフィスまで、大小さまざまな規模と用途の建築プロジェクトを設計してきました。担当するプロジェクトでは、社内外の専門家と協働し、デザインテーマを決めながら、自身の経験や知識を超えていけるような、常に自分にとって新しいデザインに取り組みました。また、ゼネコンならではの工事部門や営業部門と連携して、施工やコストについても勉強させていただきました。 こうしたすべての経験が、日建設計での仕事の糧になっています。特に、様々な価値基準を持つ人々のチームをまとめるために培ったコミュニケーション能力は、今の仕事において最も役に立っていると思います。また現在、国内外のデザイナーや建築家と連携・協働するプロジェクトが始動しており、社内で新しい専門チームも発足しました。入社時に目指していた、コラボレーションで新しいプロジェクトに挑戦することに着実に近づいており、メンバーの力を結集することも自分の役割と自覚しています。

街のアイデンティティとなる建物を生み
人々の「楽しい感情」の橋渡し役になる

現在、都市部において、たくさんの新しいビルが次々と建てられていく中で、建築の外観や機能、環境的な側面がどうあるべきかという価値観も、目まぐるしく変わっています。コロナ禍以降、国内外に赴き世界中の情報を収集していると、大きな建築ほど、人々の心理的な心地よさやカーボンニュートラルを目指したCO2削減、街のシンボルとなるような景観等が重要なファクターとして捉えられてきているように感じます。自身の設計するプロジェクトにおいて、たとえば美観的に素晴らしいことや建築空間として刺激的であることはもちろんのこと、居心地の良さや環境的な効果を主眼に置いて、結果として街のアイデンティティとなるような景観を生み出したいと思っています。建築を作る人はもちろん、体験する人や運営していく人も、「楽しい」という感情はとても重要で、それが街への愛着を生み、親しみ使われていく建築物になると思います。それらの感情の橋渡し役となる意匠設計者を目指します。

入社して感じたこと

組織や部門の枠を超えて設計者やエンジニア、他専門メンバーが協働して、チームを組んでいくことが一番の強みであり、その自由さが大きな魅力だと思います。そしてそのチームに加わる人々は、自らデザインのモチベーションを高め、新しいデザインや都市空間を生み出す推進力を持っており、大変魅力的な人材が集まった会社だと感じています。

OFFの日の私

20年来、音楽演奏が趣味です。友人とスタジオや公園に行って演奏(ギター)したり、家族で野外フェスにもしばしば行ったりと、音楽は私の人生に欠かせません。都心に住んでいますが、広いバルコニーがある家なので外でのBBQや、子どもの自転車練習に付き合ったりもしています。また、自然を感じるため、子どもたちを連れ出して、海や山へもよく出かけます。

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建築全体を多角的に俯瞰し
ひたむきに取り組む頑張り屋タイプ

姜 熙洲

HEEJU KAN

企画開発部門 プロジェクトマネジメントグループ

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人当たりの良さが周りを明るくする
歌好き、筋トレ好きの意匠設計者

和田 祐樹

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設計監理部門