INTERVIEW

#13

都市や物事の本質を探究する
好奇心旺盛な海外志向

瀬川 明日奈

ASUNA SEGAWA

都市部門 都市開発グループ
2016年 新卒入社
工学研究科 都市工学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

街が抱える複合的な課題を広域な視点でとらえて解決できる仕事に就きたいと思い、都市計画に興味を持ちました。海外プロジェクトにも興味があったので、国内だけではなく海外の都市開発も多く手がける企業に入りたかったのが日建設計を選んだ決め手です。

中立の立場で都市開発計画の
コンサルティングを行う

同じ都市部門の都市デザイングループから、ジョブローテーションで都市開発グループに異動。現在は大阪を中心とした都市開発業務に携わっています。都市開発グループが担う主な役割は、国内の都市の再開発に関わるコンサルティングで、その街の未来を見据えたビジョンの策定、その実現に必要となる方針・機能の提案などを行います。都市開発には事業者や行政をはじめ多様な立場の組織・人が関わるので、それぞれの要望や課題を引き出し、汲み取りながら、中立の立場で全体のバランスを取りつつコンサルティングを進めていきます。より良い提案を実現するには、事業者や行政はもちろん、街に暮らす人たちの希望へ視野を広げることが欠かせません。街の個性の維持と未来に向けた活性化をいかに両立するかという視点で取り組んでいます。

街の界隈性や歴史を尊重しつつ
新たな付加価値をもたらす

都市デザイングループ在籍時に、東京のとあるまちづくり業務に携わったことがあります。再開発とともに界隈全体の価値向上を図る案件で、日建設計は再開発だけではなく、再開発エリア以外の一部の地区のデザインルールの企画提案を担当しました。課題のひとつとして、地域住民の方にまちづくりを「自分ごと」にしてもらう必要があったので、住む人の視点を踏まえてデザインルールを作成。最初は関心が低かった地域の人たちが徐々に共感を深め、最終的にまちづくり活動に積極的になってくださったことがとても嬉しく、印象に残っています。現在は大阪の都市開発・まちづくり業務を担当していますが、街の個性を維持しながら発展させていくために、その街の文化や歴史を紐解いていく過程には様々な驚きや発見があります。未来に向けて残すべきもの、新たな価値として付け加えるべきものを見極めていくこの仕事にやりがいを感じています。

都市開発やまちづくりにおいて重要なのは
都市や物事の本質をとらえること

開発から何十年も経過して老朽化が進んでいる都市や、かつての活気を失ってしまった都市が日本にはまだまだあります。そうした都市を時代に応じた形で再生させて新たな活気をもたらすことが、私が日建設計で取り組める社会貢献であり、使命でもあると思っています。東京や大阪の都市開発・まちづくり業務でも心がけていたことですが、単に開発だけに目を向けるのではなく、街そのものの本質と在り方をとらえることが重要です。それを決して忘れずにこれからも経験を積み、将来的には国内・海外の両方の経験を活かした都市づくりにチャレンジしたいと考えています。

学生時代の私

キャラクター的には学生時代の友人いわく「話し方が落ち着いている」「一見内向的でクールにみえる」ということらしいです。見た目に反して探求心があるタイプで、外向きな面もあると自分では思っていて、院生時代には交換留学でオランダに行き、アーバニズムについて学びました。

OFFの日の私

最近はピラティスや映画鑑賞、友人とのオンラインゲームやオンライン飲み会など、インドアで過ごす機会が多くなりました。アウトドアでは美術館や寺社仏閣といった建築物や自然を見て回るのが好きなので、状況が落ち着いたらまたいろんな場所を巡りたいですね。

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