INTERVIEW

#13

理想のまちをつくり出すために
国内外、常に動き続ける行動派

新里 真奈美

MANAMI NIIZATO

都市・社会基盤部門 都市開発グループ
2021年 新卒入社
創造理工学研究科 建築学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

設計事務所にアプローチする中で、日建設計が最も自由でフラットな印象を受け、自分に合っていると思ったことが入社の理由です。また事業においても、ビジネスと研究開発の両輪で展開していることや、インターンシップに参加した際に感じた社員の方の人柄の良さにも惹かれました。

「都市に余白をつくりたい」という想い
理想とする街づくりに向けて

私は学生時代、都市計画を専攻し、人と人をつなぐまちづくりのあり方などを研究していました。その中で、もっと人と人が交わる場所として「都市に余白をつくりたい」という想いを抱くようになりました。その想いが叶い、入社以来、都市開発に関わる業務を担当しています。現在は、理想とするまちづくりを実現するための制度設計や初動期の開発検討、多主体が連携して取り組む駅周辺の基盤検討の取りまとめなど、様々なフェーズにおいて多様な人と場所に関わっています。目の前の着実なデータ分析から将来像を描くものから、事業者と共に理想のまちづくりを追求するもの、長期的なスパンを見据えた上で今できること・やるべきことを整理する業務まで、それぞれの仕事で果たすべき役割は異なります。1つのことに集中して没頭するよりも、色々なものに横断的に関われる方が自分には合っており、今の働き方はとても刺激的です。

一つひとつの積み重ねがまちをつくり
未来をつくっていく

現在、あるまちの制度設計のプロジェクトに取り組んでいます。そのまちは文化的価値が高いものの、賑わいが減少しつつあるという課題を抱えています。文化としての価値を残しつつ、いかにすれば賑わいを取り戻せるか。実際にまちを歩き、ワークショップを行い、関係者と意見を交わし、まだ見ぬ将来像に向けて真剣に議論を重ねています。学生時代に取り組んでいたまちづくりの進め方は、どれだけ敷地が大きくなろうとも必要な過程であり、まちの将来像を決めていく上で重要な視点でした。学生時代はソフトの内容にとどまっていた提案も、日建設計入社後はソフトに加えてハードの内容に関わる事項を決める場面も少なくありません。より社会に実装される内容に関わっているという実感を持つことができており、常にワクワク感があります。実際に顔の見える方の敷地や建築について考える場面も多く、責任ある仕事を任されているという実感もあります。そうした一つひとつの積み重ねがまちをつくり、未来をつくっていると考えると、とてもやりがいのある仕事であると感じています。

誰もが納得できるまちづくりのシナリオを
最適解を提供し続けていく使命

「環境負荷低減」や「持続可能」というキーワードを近年よく耳にしますが、人々がこれからも安全で快適な環境で生きていくためには、とても重要な課題であると感じています。都市においても、これまでのような大規模開発型の建築タイプだけでなく、小規模の建替えやリノベーションにも取り組んでいく必要があると感じています。都市計画チームとしては、こうした制度設計に初動期から関わりながらも、時代に応じた新たな建築タイプを社内のプロフェッショナルと共に提案できる点に、大きな魅力を感じています。
今後は、まちづくりのコンサルタントとして、「この人に聞けば解決できる」と思われる人材に成長していきたいと思っています。そのためには、誰もが納得・理解できるまちづくりのシナリオをつくっていく必要があります。時代や社会が急速に変化していく中、今までとは異なる新たな課題も生まれてくると思いますが、常に最適解を模索し、提供し続けることで、より持続可能なまちづくりに貢献していきたいです。

学生時代の私

学生時代も、今の仕事同様、様々なことに横断的に取り組んでいました。建築学生の傍らよさこいチームに所属し、建築の課題の合間を縫って日本各地に踊りに行っていました。常にスケジュールは過密でしたが、建築もよさこいも全力で楽しむことが私のモットーでした。おかげでとても充実した学生生活を過ごすことができました。

OFFの日の私

家にいるよりも、外にいることの方が多いです。最近は地方でも魅力的な取り組みを行っている地域や場所が沢山あり、休日はなるべく東京以外のまちを見て回っています。昨年は、国内は約半数の都道府県をめぐり、海外は6カ国のまちを訪ねました。 また日建設計は部活動が盛んで、最近はスキー・スノーボード部の大会に出場するなど、公私共に日建メンバーと仲良くさせてもらっています。

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