INTERVIEW

#15

プロジェクトの本質を射抜く
情熱に満ちたコンサルタント

中川 皓旺太

KOTA NAKAGAWA

新領域開拓部門 ソリューショングループ
2017年 新卒入社
工学研究科 建築学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

日建設計でのインターンシップやアルバイトを通じて、設計の前段となる企画構想や都市開発のマネジメントを手掛ける仕事があることを知りました。自分のやりたいことがはたして意匠設計であるのかを悩んでいた私にとって、設計者とは別の立場から建築・都市に深く関わることができるのは非常に魅力的でした。多様な領域に対し自らがハブとなって、より良い建築・都市の具現化に貢献することが「日建設計ではできる」と感じ、入社を決めました。

プロジェクトの実現に向けた
迅速かつ的確なソリューションの提供

設計部門へのジョブローテーションから現在のソリューショングループに帰任後、様々な規模や用途のプロジェクトマネジメント業務を担当しています。日建設計のプロジェクトマネジメントの特徴として、プロジェクト初期段階からオーナーズコンサルとして参画し、ワンストップで実現に向けた支援を行うことが挙げられます。まず、スケジュール作成やコンセプト策定、設計を開始するにあたっての与条件・検討事項の整理。プロジェクトが実際に動き始めると非常に多くの人が関わることになるため、全体を俯瞰しながら、戦略を立て、迅速かつ的確に問題解決を図ることが求められます。プロジェクトにおける重要な判断に関わることの連続であるため、仕事は大変です。ただ、そんな中でも「その場所や建築がどう存在することが、クライアントやユーザー、地域の人々の喜ぶ姿につながるか」を強く意識して日々の業務に取り組んでいます。

形に残るものだけが成果ではない
プロジェクトマネジメントの醍醐味は“プロセス”に宿る

クライアント所有の土地を更地にして建物を建てるといったプロジェクトは相当数ありますが、それら一つひとつが抱えるバックグラウンドや課題は実に様々です。例えば、現在手掛けている都市開発のプロジェクトにおいては、敷地内に地域住民から長年愛され続ける歴史的建造物が存在します。土地を買ったのだからそこに望む機能を有した施設をつくりたい、とはいえ長年愛されてきた建造物を撤去してよいものか・・・クライアントは一つ大きな決断をしなくてはなりません。私たちの役割は多角的な視点をもってその事業の将来像を検証し、その結果からクライアントにご判断頂けるようにプロジェクトの道筋を立てることにあります。建築物を撤去する場合としない場合、それぞれで生じ得るメリット・デメリットを見極め、提案内容の作り込みを行っています。こうしたオーナーズコンサルやプロジェクトマネジメントの成果物はプロセスそのものであるため、明確に形に残るものではありません。ですが仕事を通じて感じられる醍醐味は非常に大きく、クライアントや設計者らと共にベストな方法を模索し、無事に問題解決に導けた瞬間は「自分が関わった価値」を強く実感することができます。

多様な領域に対し自らがハブとなって
より良い建築・都市の具現化に貢献する

日建設計にご相談を頂くプロジェクトは、規模はもちろん、社会や環境に与える影響が大きいものが多数あります。そして近年、DX時代の到来やコロナ禍によって社会全体が劇的に変化し、クライアントも事業拡大や拠点整備について様々な不安を抱えていらっしゃるという状況にあります。あらゆる社会課題に対する検討やクライアント事業のベストな在り方について、建築・都市に関わるコンサルタントとして応えていかなければならないと実感しています。幸いにも、日建設計には得意分野の異なる大勢のスペシャリストたちがいて、企業の垣根を超えたコラボレーションに挑戦できる環境があります。これらの強みを活かし、領域を繋ぐことで生み出されるソリューションを社会に提供していけば、おのずとより良い建築・都市の具現化、つまりは社会課題解決につながると考えます。

学生時代の私

多くの建築学生がそうであるように、建築漬けの毎日を送っていました。そんな中、音楽活動にも情熱を注いでいて、所属していた音楽サークルではライブ演奏や、幹事としてライブの企画を行ったりしていました。ライブの企画はスケジュールの作成や予算立てなど、まさにプロジェクトマネジメントといえます。現在の仕事につながることを学生の頃から知らずにやっていたのかと、今回の採用ホームページのインタビューを通して気付かされました。

OFFの日の私

学生時代からの趣味であるドラムも続けていて、在宅勤務のときは練習用のパッドを叩いて気分転換することもあります。「本格的に叩きたい!」とドラマー精神が疼いたときは音楽スタジオへ出向き全力でプレイしています。コロナ禍以前はアーティストのライブに行ったり、学生時代の音楽サークルのOB・OGライブに参加したりしていました。一日も早く、そうした活動ができる社会状況になってほしいと願っています。

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