INTERVIEW

#17

デジタルで建築に貢献する
温厚キャラの改革派

戸田 勇登

YUTO TODA

新領域開拓部門 デジタル推進グループ
2018年 新卒入社
大学院融合理工学府 創成工学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

学生時代、日建設計でのアルバイトでデジタル系の業務に携わり、建築にデジタルを生かす仕事に興味を持ちました。組織設計事務所でデジタル系の組織があり、アルバイトを通じて人や雰囲気の良さを実感したことが日建設計を選んだ理由です。

IT・デジタルの力で
より良いデザインを創る

デジタル推進グループのミッションは、プログラミングを活用して、建築に関する多種多様な課題の解決を図ることです。具体例を挙げると、建築設計でモデリングするデザインを主体としたモデルと、構造設計でモデリングする構造計算用のモデルは、同じ建築物でもモデルの作り方が異なります。そこで私たちデジタル推進グループのエンジニアが、それぞれのソフトウェアの内部の仕様・処理方法などを解析し、両者のモデルをプログラミングで繋ぐことで、連携をよりスムーズにすることができます。ほかにも、広大な敷地に複数の建物を高効率で自動配置するアルゴリズムの作成など、手作業では不可能なことを可能にできるのがデジタルを活用する強みです。

人の手だけでは困難なことも
少ない手順と期間で再現可能に

プログラムによるモデリングは、曲面的で複雑な形状のデザインでも、複数のパラメータを設定することでスムーズにイメージ通りの形を作成することができます。これは後々の変更に強いということでもあり、そのメリットがもたらす恩恵は非常に大きなものがあります。建築は総合芸術と表現されるように、デザインだけではなく構造、設備など様々な専門性が絡み合う分野です。最初にデザインができ上がっても、構造や設備配置のことを加味して、デザインを流動的に変えていく必要がありますが、限られたスケジュールの中でできるトライ&エラーには限界があります。そこでプログラムによるモデリングを活用すればトライ&エラーの回数が飛躍的にアップし、従来よりもブラッシュアップに時間を割けるようになります。他部門の方から「プログラムでのモデリングを導入して、プロジェクトが良い方向に向かっているのを強く感じた」という感想をいただくことも多くなり、自分の仕事の価値と貢献度の高さに手ごたえを感じています。

建築とデジタル、ふたつの武器を
持っているからこそ担える役割

日建設計のおもしろいところは、良い意味でフラットな会社なので、社員から発案されたプロジェクトが数多くあることです。「こうすればもっと良くなるのでは?」「こんなことができればいいのに」といった気づきやアイデアを提案できる場があるなど、役職や社歴を問わず自分発信で現状を変えていける環境があります。私自身も、便利なものがあればどんどん取り入れイノベーションを起こしたいと思っており、今後もデジタルの有用性をもっと社内に浸透させてスタンダードとして根付かせていきたいです。

学生時代の私

毎日のように大学の研究室に通い、それ以外は日建設計でアルバイトをする多忙な日々を送っていました。そのため、余暇にゲームをしたりアニメを見たりするくらいの趣味しか無かったですが、建築学科の縦世代交流で参加していたサバイバルゲームは楽しかったですね。OBOGを通じていろんな会社の人の話が聞ける貴重な機会でした。

OFFの日の私

研究室に通い詰めていた学生時代のときより時間的に余裕ができたので、入社してから同期に誘われて登山を始めました。南アルプスの鳳凰山のような標高の高い山にチャレンジすることもあれば、近場の低い山に登ることもあり、そのときの気分に合わせて楽しんでいます。デジタルとは真反対の体を動かす趣味で体力不足も実感したので、長めの散歩をしてみるなどの体力づくりにも取り組んでいます。

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豊かなコミュニケーションで、
誰もが笑顔になれる空間づくりを志す

岩崎 晃太郎

KOTARO IWASAKI

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