INTERVIEW

#17

総合力を生かして業務に臨む
うさぎ好きなIoTコンサルタント

谷川 あゆみ

AYUMI TANIGAWA

エンジニアリング部門 デジタルソリューション室
2017年 新卒入社
理工学研究科 開放環境科学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

OB訪問などでお会いした、日建設計の社員の方たちの素敵な人柄に惹かれたのがきっかけで興味を持ちました。楽しそうに働いている姿も印象的でした。大学でロボットの研究をしていたこともあり、建築という一品生産のものづくりに魅力を感じたことも入社の決め手です。

IoT技術導入のコンサルティング
AIやセンシング技術の研究開発

現在、建物にIoT技術を導入するためのコンサルティングを行っています。IoT技術の導入は、温度や湿度、照度、人流等の情報をキャッチすることで、ビル内の環境を最適化し、省エネや快適性、生産性向上等を実現することが目的です。依頼内容は様々ですが、クライアントのニーズを把握し、どのようなUXがふさわしいか、それをどうやったら実現できるかといったことを検討します。クライアントと対話しながらニーズや潜在的な課題を引き出すコミュニケーション力はもちろん、社会動向まで含めて俯瞰的に考える視点や、一意の解が存在しない課題に対して取り組み方から考えて遂行するマネジメント力など、総合力が求められる仕事です。一方で、AIやセンシング技術を空間に応用する様々な研究開発も行っています。新しいセンサや技術を応用するアイデアを考え、実際にモックアップなどの形にして実証実験を行っています。開発した技術の出口戦略も重要で、事業化検討まで行ったりもします。業務内容も多様ながらチームも個性的な人ばかりで、それぞれの特徴を活かして業務を進めており、人間力が問われる仕事だと感じています。

CO2排出を「見える化」するアプリ開発
社員による実証実験から社会実装へ

IoT技術導入のみならず、個人の働くことにまつわるCO2排出を見える化し、環境行動を促すスマートフォンアプリの開発にも携わっています。このアプリは、日建設計自身の事業活動におけるCO2排出量削減を目指す中で、これまでも取り組んできた建物の省エネ性能の向上だけでなく、オフィスワーカー一人ひとりの建物の使い方を変えることで、より省エネを促進できるのではないかという仮説のもとに企画されたものです。つまり、仕事中のCO2排出量と削減量を可視化することによって、環境意識を醸成し、環境行動を促すことを目的としています。新卒で設備設計者として入社した際には、自分がアプリを開発するとは想像していませんでしたが、社会課題解決を目指して手段にとらわれずに取り組む一例になっていると思います。機能の想定から画面のデザイン、実験やリリースのスケジュールの管理まですべてに携わり、どうしたらアプリを使いたくなるか、環境に良い行動を起こしたくなるかを日々考えました。実際に形になってリリースでき、社内外から様々な反響をいただいて、改めていま社会の関心が高い分野であることを実感しました。現在社員による実証実験のフェーズであり、さらに検証を進めて社会実装を実現したいと考えています。

より良い環境のためにできること
何でも挑戦していきたい

建物は、つくる段階においても、完成して使う段階においても、相当な量のCO2を使用します。脱炭素社会というキーワードをよく耳にするようになってきた昨今ですが、日建設計では早々に「気候非常事態宣言」を発表し、課題意識を持って取り組みが進められています。私自身も脱炭素に関する取り組みができないかと、クライアントから相談を受ける機会が増えています。日建設計では従来から環境配慮や省エネについて高い技術を積み上げてきた実績もありますが、人々の行動変容を促すなど、今後はより運用に踏み込んだアイデアが求められると考えています。環境を左右する事業に携わる一人として、かつ1ユーザーとして、なにか環境のためにできることはないか考えることを常に意識したいと思っています。IoT技術導入やスマートフォンアプリ開発など、設計事務所の枠を超えて業務の幅が広がりつつあります。それを楽しみながら、今後、何にでも挑戦していきたいと考えています。

学生時代の私

ロボットの開発コンペやアイデアコンペによく参加していました。子ども向け科学教室のお手伝いや小学校の林間学校の引率をしたこともあります。いろんな経験をしたかったので、少しでも興味を持ったことには積極的に関わるようにしていましたね。

OFFの日の私

動物が好きで、実家のうさぎとよく戯れています。脚力が強く、気づくと人間用の椅子に乗ってくつろいでいて、そのうち気づかずに踏んでしまわないか心配です。動画サイトで動物のドキュメンタリーやおもしろ動画を見ていることも多いです。

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