INTERVIEW

#18

建物の価値の再定義に挑む
デジタル&ガジェットマニア

渕上 敏生

TOSHIO FUCHIGAMI

新領域開拓部門 デジタル推進グループ
2019年 キャリア採用入社
理工学研究科 創造理工学専攻 修了

私が日建設計を選んだ理由

約10年間、ウェブサイトやシステム、アプリの開発などを手がけるベンチャー企業に勤務。次のキャリアを考え始めた際、日建設計が建物に関する様々な情報を可視化する「NSi2」というサービスを制作していることを知り、建築という巨大なハードウェアとデジタル技術を結び付ける仕事に興味を持ちました。

デジタルソリューションラボの
一員として建築のデジタル化に貢献

スマートシティなどの領域で、IoTや人工知能といったデジタル技術を活用して、新たな価値をクライアントに提供することをミッションとする「デジタルソリューションラボ」に所属しています。市庁舎の建替えプロジェクトでは、省エネルギー効果のあるセンサーやクラウドサーバーの導入など、デジタルに関わる要素の要件定義や提案を担当。社会全体の流れとしてデジタル化への関心が高まりつつある状況もあり、こうした案件が増え始めています。最近では、設計者がクライアントからIoTやスマートビルディングについての相談を受けることが多くなってきました。それに伴い、必要に応じてデジタルソリューションラボのメンバーが他部門のメンバーと共に提案に加わるなど、他のチームと連携する機会が増えてきています。

前職で培ったコミュケーション力と
スピード感ある開発を現職でも活用

施主やメーカーと打ち合わせをする際、デジタルソリューションラボのメンバーも同席することがあります。前職が少人数のベンチャー企業で、開発のほかに営業も担当していたので、その経験が打ち合せの席で生かされています。クライアントの要望を引き出し、提案をして、それに対する回答をいただく。そのためのコミュニケーションは、どんな仕事でも生かせる重要なスキルだと感じています。もうひとつあげると、様々なシステムやプログラムを「まずは形にする」のに慣れていることが役立つケースも多いです。ラボのメンバーや設計者から、システムやサービス関連のアイデアが出た場合には、すぐにプログラムを組んで形にするようにしています。そうすることで、それが提案に使えるシステムかどうかの判断・意思決定がスムーズになるからです。こうした自分自身の強みを、今後も積極的に生かしていきたいと考えています。

これからの時代の建築に
求められる新しい価値

デジタル化やスマート化のさらなる加速によって、今後、建物の価値はオーナー側からユーザー側に寄っていくと考えられます。それに伴い求められるのが「建物の価値の再定義」です。これまで、社会に多くの建築を送り出してきた日建設計は、この再定義に率先して取り組んでいく必要があると感じています。私自身が思い描いている価値の再定義とは、世の中のすべてのビルディングをスマートビルディングにすること。それを現実的な目標として掲げ、一歩を踏み出せるのは、日建設計の一員だからこそできることです。多くの人が幸せになれるスタンダードを未来の社会に根付かせるため、これからも一層の自己研鑽を続けていきます。

入社して感じたこと

一人ひとりの社員がプロフェッショナルでありながらオープンマインドを持っています。コミュニケーションもスムーズで、わからないことがあれば気軽に質問できますし、逆に、デジタルのことで質問を受けることも多々。わからないことを恥と思わず積極的に吸収しようする人が多いと感じます。

OFFの日の私

読書や動画鑑賞、ゲーム、アプリやWEB系サービス巡りなどが趣味の超インドア派です。職業柄、サイトやゲームなどのユーザーインターフェースに目が行きがちで、自分の仕事に生かせないか、つい考えてしまいます。あとデジタルガジェットが大好きで、キーボードなども大量に持っていますね。

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